だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1245回 「経営者の運力 逆境をチャンスに変える神秘の智恵」

逆境をチャンスに変える“経営者の知恵”。経営者に最も必要な視点とは何か? サッカー元日本代表監督の岡田武史が運を掴めたのはなぜか? MBA(経営修士)では決して得られない、天外流「運命のマネジメント」の極意を大公開!岡田武史元監督との特別対談も収録。

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運力とは、“運命のマネジメント力”

● 著者について 天外 伺朗 (てんげ・しろう)さん{本名:土井利忠 (どい・としただ)さん}は、元ソニー上席常務。1964年に、東京工業大学電子工学科を卒業し、ソニーに入社。42年余勤務されます。その間、CD、ワークステーションNEWS、犬型ロボットAIBOなどの開発を主導。また、脳科学と人工知能を統合した新しい学問「インテリジェンス・ダイナミクス」を提唱されています。 現在は医療改革に取り組んでおり、病院に代わる「ホロトロピック・センター」と呼ぶ新しい施設の設立を推進。東北大学の工学博士でもあります。

● この本のテーマは?! 極地戦でものを言う経営者の土台“運力”の徹底分析!

天下さんは、「天外塾」という、経営者向けのセミナーを主宰されています。そこでは、「運力」や、「ビジネスの土台」というものを教えているそうです。

「ビジネスの土台」とはなにかというと、天外さんは、逆境のときにものをいうのは、経営学の知識や、孫子の兵法や、ランチェスター戦略とかいった方法論ではなく、もっと人間の土性骨(どしょうぼね)に近いところの実力であり、それこそが経営者としての土台になるといいます。

本書では、その土台となるものの中でも特に重要な「運力」について解説しています。

運力とは運命のマネージである

天外さんは、「運力」を分析するに当って、「運命」をこのように語っています。

運命には、海の波と同じく、周期性があること。 波のピークでは、一見すると好運に恵まれること。 波のボトムでは、次々に不運に襲われるように感じられるのだが、よくよく観察すれば、目に見えない好運のエネルギーが、じつはヒタヒタと押し寄せてきていること。 波のピークが高くなると、同時にボトムが深くなる傾向があること。 これらのことなどから、運命とは実に一筋縄ではいかないものである。

また、「運力」については、「自らの運命に対するマネジメント力」と定義しています。マネジメントといっても、単純に、管理、処理、経営という意味ではなく、「対処していい方向に持っていく」というニュアンスだそうです。天外さんは、人や集団や社会の動きの底には、宇宙の流れがあり、その自然な流れに沿って、あるべき方向に落ち着かせることが大切だといいます。

運命に対するマネジメント力が不足していると、ピークのときに有頂天になって、とんでもないことをやらかしたり、ボトムであせってしまい、人生の道を踏み外したりする危険性があるそうです。しっかりとマネジメントするためには、好運や不運に一喜一憂して、巻き込まれてしまわないことが重要なのだそうです。

続きは新刊ラジオでお聴き下さい。(再生する)
・MBAを雇った、天下さんの失敗。 ・経営者としての土台をあえて言葉にすると? ・経営に苦しんでいる人が知るとよいこととは?  …などについて語っています。

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経営者の運力 逆境をチャンスに変える神秘の智恵

お金よりも大切な経営

経営者の運力 逆境をチャンスに変える神秘の智恵

経営者の運力 逆境をチャンスに変える神秘の智恵

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