新刊ラジオ第1228回 「あなたの夢がかなう場所」
ベストセラー作家の初の「旅エッセイ」。ガイド本には載っていない、ハワイにある『聖地』を巡る旅。海、山、自然のかおり・・・。日本では見えなかったり、感じることができなかったり、聞こえなかったことがハワイの『聖地』では自然とからだのなかにすーっと入ってきました。ハワイの『聖地』。そこには幸せにつながるヒントがちりばめられていました。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
浅見帆帆子パワースポット旅行日記
※パワースポットとは？ 風水や、スピリチュアリティの範疇に基づいた「エネルギーが集中しているとされる場所」のこと。
● 著者について 著者の浅見帆帆子さんは、1977年東京生まれ。作家・エッセイスト。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、ロンドンに留学。帰国後、執筆活動に入り、次々に話題作を発表し、累計250万部を超えるベストセラーになります。 人材教育に取り入れる企業や教育機関も多く、各国で翻訳出版もされています。
● この本のテーマは？！ 浅見帆帆子のパワースポット旅行日記
以前、新刊ラジオで浅見帆帆子（あさみ・ほほこ）さんの「あなたの夢がかないますように」という本を紹介しました。そこには、帆帆子さんから夢をかなえるためのメッセージがたくさん詰まっていました。
本書は、帆帆子さん自身がハワイのパワースポット、ヒーリングスポットを巡る旅行記です。ハワイでたくさんの幸せパワーをもらってどんどん元気になって幸せになっていく帆帆子さんの様子を見ているだけで、読んでいるこちら側も一緒にパワースポットを旅している気分になって、幸せになってしまいます。
今回の帆帆子さんの旅は、オアフ島、カウアイ島のパワースポットやヒーリングスポットを訪れて、そこでの様子、そこで感じたこと、体験したことなどが綴られています。 同行者は帆帆子さんのお母様と、スタッフ3人。そしてハワイでは現地のガイドさんと合流しての合計6人旅。道中のドタバタや、お買いもの、美味しい現地の食事なども書かれていて旅行記としても楽しめます。 ハワイの素敵な風景や『聖地』の写真も載っているので、実際に旅行をしているような気分になってきます。
ただの旅行記でもなく、観光ガイド本でもない。帆帆子さんのハワイの『聖地』を訪れる旅。一緒に体験してみませんか。
次のページでは、その世界を少しだけ体験してもらいましょう。
マカプウ岬にある「ペレの椅子」
浅見： 「着きました。ホノルル。 この空港の、このにおい。むせかえるような南国のにおい。 こういう光と緑のエネルギーの中に突然放り出されると、ああ、今までいたところってどれほど人工的でいろんなことを我慢していたんだろう、なんて思いだす。 別になにかを我慢して日々を過ごしていたつもりはないけれど、本来の人間の生命が生き生きしてくる感じ。 みんな、この感覚を味わいたくてハワイに通うんだろうな」
そして、実際に帆帆子さんが最初に訪れたパワースポット、マカプウ岬にある「ペレの椅子」に足を運びます。
浅見： 「今回の旅は、主に「ヘイアウ」と呼ばれる聖地を巡るのだけど、初日の今日は、『聖地でエネルギーをチャージする前に、これまでため込んでいた古いものを吐き出そう』というもの。 まずは、マカプウ岬にある「ペレの椅子」に行った。 マカプウ岬。 椅子のような形をした岩が、海に向かってそびえているのが見える。 思っていたより大きい。 人が座れるくらいの大きさかと思ってた。 岬の先端まで草原を歩いていく。 その草原に入る前に、みんなでお祈りを捧げた。それは聖地に入っていくときに当然のこと。 何百年もそこにある神聖な場所に、挨拶もなしに部外者が入り込むなんて失礼だよね。 ペレの椅子は、近づいてみるとさらに大きかった。 「ペレ」は火山の神様でとても力強い女神だという。 岬の岩場はいろんなところから風が吹く、風の交差点になっていた。 たしかに力強い。わだかまりを吹き飛ばしてくれそう。 岩場へひとりずつ登り、“自分が執着しているもの、こだわっているもの、古いものを炎でバッと燃やし、この風で海へ流してもらう”というちょっとした儀式をやった。 同時に、新しいものを受け取る情熱や力強さももらえるという」
パワースポットはメッセージを与えてくれる場所
帆帆子さん達は、8日間の旅で様々なパワースポット・ヒーリングスポットを訪れます。 そこは、全てを洗い流してくれるワイマナロビーチだったり、豊穣を祈る場所・ハワイの神様にお祈りをしたり、捧げものをする場所だったり、風の谷と呼ばれるカウアイ島のワイメア渓谷では大地を感じてスピリチュアルな気分に浸ったり・・。 そして、ハワイでの最後の夜に感じたこと、思ったこと・・。 この旅で帆帆子さんは、たくさんのこと感じ、思い、エネルギーをもらっていきます。 そして、最後にこう綴られています。
浅見： 「ヘイアウやパワースポットというのは、その場所ですぐにはっきりとした気付きや変化を感じることはなくても、そこで感じたことや思ったこと、自分が気付かないところで癒されたり充電されたことがどこかに蓄積されて、後になって必ず変化を起こしてくれると思う」
「パワースポットやヒーリングスポットと呼ばれる『聖地』は、やはりその人に必要ななにかしらのメッセージを与えてくれる場所である」
ハワイを帆帆子さんと一緒に旅している気分になれる、そんな一冊です。 この本を読むだけできっと元気になりますよ。
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