人間はみんな「幸福」になるようにできているんです。生きている意味がわからなくなった…。どうしていいのか迷ってしまっている…。先がみえなくて不安…。そんなときはインドの教えに従ってみませんか？ココロも身体も一緒に健康になって幸せをつかみましょう。

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アユールヴェーダって知ってる？

●著者について 著者の蓮村誠（はすむら・まこと）さんは、1961年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アユールヴェーダ医療認定医。ヴェーダ平和協会理事長。現在は、治療に当たる傍ら、マハリシ・アユールヴェーダ医療医師養成、全国各地での講演活動、書籍執筆など、マハリシ・アユールヴェーダ医療の普及に努めています。

●この本のテーマは？！ 「ほんとうの自分」を知って、本来の健康と幸福を得る方法

本の中では、「ほんとうの自分」を知って、本来の健康と幸福を得る知識が具体的に書かれています。図解されていたり、自分の状態が分かる書き込み式のチェック表があったり、今の状態をどうしたらいいのかの対処方法が箇条書きされていたりと、すぐに実践できる内容となっています。 マハリシ・アユールヴェーダの教えに従いながら誰もが「幸福」になれるということを実際に体験していくことができます。

● アーユブヴェーダって？ サンスクリット語が語源になっている言葉ですが、日本語に直訳すると、「生命の科学」となります。 アユールヴェーダでは、心と身体を機能させるための３つのバランス要素が備わっているそうです。アユールヴェーダでは、この三つをドーシャと呼び、「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」に分類しています。 すべてのいのちはこの３つをもち、これらが正しく働いているときには健康が保たれていて、このバランスが崩れてしまうと健康を失ってしまうのだといいます。

「ヴァータ」は、いのちにさまざまな“働き”を与えるもの。 心では思考や感情などの働き、身体では心臓や排泄などの動き、関節や筋肉の動きなどを表します。

「ピッタ」は、いのちにさまざまな“熱”を与えるもの。 心に情熱と満足をもたらし、身体には体温や消化力などをもたらします。

「カパ」は、いのちにさまざまな“安定と滋養”を与えるもの。 心に安定や忍耐力、身体には体力、強靭な筋肉、関節の強さなどをもたらします。

まず、自分のからだがどのようなタイプなのか、バランスはどうなっているのかを知るテストをするところから始まります。いくつかの質問に答えながらチェックしていった答えを合わせて、自分自身は何が足りないのか？何が乱れているのか？を知ることができます。そして、自分の悪いところ、足りないところをどう補っていけばよいのかを指導してくれます。

では、実際にどうすればいいのでしょう？ 次のページでは、「睡眠」「食事」「純粋意識」を整える方法を紹介します。

不摂生をしていると、命が力を失っていく…？

慢性的な睡眠不足、不規則な食事、純粋意識の体験の欠如。これらによっていのちは基本的な力を徐々に失ってしまうのだそうです。 「睡眠」「食事」はそのままの意味ですが、「純粋意識」とはなんでしょうか？

「純粋意識」とは、六十兆という細胞から成る身体を一つのまとまりとして維持し育むための力、あるいは怪我をしたときに働く自動修復能力、細菌やウィルスから身を守るための免疫力など、これらすべて自然に備わった知性によってもたらされています。この自然知性をもたらしているのが純粋意識というものです。

どのように「睡眠」「食事」「純粋意識」の三つを整えていけばいいのでしょうか。 「食事」を整える方法として、『適切な食べ方の原則二一ヵ条』

1.落ち着いた心で、落ち着いた環境で食べます。同席する人や環境は快適であるべきです。食事中は仕事をしたり、本を読んだり、テレビを観たりしません。 2.必ず座って食べます。 3.毎日ほぼ同じ時間に食べます。 4.食事中に室温以下の飲み物を飲むことは避けます。 5.毎回の食事には、六つの味（甘・酸・塩・辛・苦・渋）すべてが含まれているようにします。体調や体質に合わせて六つの味のバランスも考慮します。

……

このように２１の教えが紹介されていて、そのひとつひとつもさらに細かくどのように食べればいいのかが具体的に書かれています。

その他にも、 ・理想的な一日の過ごし方 ・春夏秋冬、季節の過ごし方 ・年齢による暮らし方 ・悲しみの浄化の仕方 ・オイルマッサージの作り方・やり方 など、毎日をどのように過ごせば「幸福」になれるかを指南してくれています。 この続きは、今日の新刊ラジオで聴いて下さい！

「いのち」の取り扱い説明書―ココロも身体も健康になるインドの教え 忙しくしてる人ほど、基本的なことを気をつけなきゃね。