だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1186回 「人を動かす“超”話し方トレーニング【サブリミナルCD付き】 劇的な成果が手に入る驚異の会話術」

ビジネスで勝ち抜き、人の心を意のままに動かすにはテクニックが必要でした。そのテクニックとは? 話し方を変えるだけで、仕事を動かし、人を動かすことができるようになってきます。ディベートとスピーチの第一人者の苫米地英人がはじめて手掛けた会話術の本です。

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会社の外で論理的な議論を求めると、嫌われる。

会話には、「他人」への話し方と、「家族」への話し方のふたつがあります。このふたつを混合すると、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。

たとえば、ビジネスの場面では、感情で判断してはいけませんね。 一方、家庭での会話には、論理的な議論を持ちこんではいけません。 なぜなら、雰囲気を壊して、家族全員から嫌われてしまうからです。

会話で人を動かすためには、「誰に」 「どのような目的で」 話すのかを判断しなければなりません。状況や、相手との関係性を考えて、話し方を合わせていけば、思い通りの会話運びをすることができるのです。

本書では、 1.仕事と人を動かす 「論理的話し方」 2.人の心を動かす 「情動的話し方」 この2点をマスターしていきます。

次のページでは、上司を説得したり、プレゼンを成功させるための「論理的な話し方」を紹介します。

たったこれだけ!論理の基本3ステップ

論理の基本は、「データ」「ワラント」「クレーム」、の三つです。

データ   主張する内容を裏付ける事実。客観的な証拠資料のことです。 ワラント   提示したデータがなぜ主張する内容を裏付けることになるのかということです。 クレーム   「文句をいうこと」ではなく、その場面での主張する内容のことです。

論理的な会話の大前提として、何らかの主張(クレーム)をする場合、 1.その主張が正しいと言える証拠(データ) 2.なぜそれが証拠となりうるかという説明(ワラント) この2つが必要になります。

たとえば、こんな例があります。

ある人が、「霊は存在する」という主張(クレーム)をしました。 証拠(データ)にこんなことを挙げています。

「霊の専門家であるAさんが“霊はいる”と言っていた」 「Aさんが霊と話しているのを見た」

このクレームとデータを橋渡しするワラント(説明)は非常に脆弱です。 なぜなら、Aさんがペテン師で、うそつきかもしれないからです。 「Aさんが“霊はいる”と言っていた」 「Aさんが霊と話しているのを見た」 このデータそのものに嘘はありません。

しかし、そのデータ(証拠)はクレーム(主張)を裏付けるものにはなっていません。 なぜ、その証言が証拠となりうるかというワラント(説明)が曖昧だと、クレーム自体の信憑性が失われてしまいます。

データがあって、ワラントがあって、クレームが成り立つ。 これが論理の基本で、このことを身につける必要があるのです。

次のページでは、付録のすごいCDについて触れます。

脳をプラス方向に洗脳する音楽

この本には、付録CD(脳機能に働きかける音楽)が付いています。 ピアノを使ったロマンチックな楽曲、シンセサイザーを使った現代音楽、ガムラン風の音楽などが収録されています。これら音楽は、苫米地さんが長年研究に取り組んできた、脳機能に働きかける音楽です。 「話す力を高める」 「情動をコントロールする」 「思考の抽象度が高まる」 「IQがアップする」 「臨場感・ラポール強化」 これらの効果があるそうです。

本書には、ビジネスの場面だけでなく、 「なぜオバマ大統領のスピーチは素晴らしかったのか?」 「デートでうまくいく方法」 など、心を動かす術も載っていて興味深いです。

今日の新刊ラジオでは、矢島さんが自分の話し方を振り返りながら、苫米地さんの話し方について語っています。

話し方を変えて、昨日と違う自分をつくりだしてみませんか?

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「人を動かす“超”話し方トレーニング【サブリミナルCD付き】 劇的な成果が手に入る驚異の会話術」

えっ、これいいの?