新刊ラジオ第1180回 「セックスしたがる男、愛を求める女」
全世界で600万部のミリオンセラーを記録した大人気シリーズ! オトコとオンナの「性」と「愛」すべての謎を解き明かします。恋愛の酸いも甘いも知り尽くした、経験豊富な共著の夫婦が、「なぜ男はすぐヤリたがるのか?」「女はなぜ愛をくどいほど確認したがるのか?」という疑問を脳科学の観点からすっきり!答えます。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
なぜ男はすぐヤリたがるのか?
日本国内で200万部、全世界では600万部のミリオンセラーを記録した、『話を聞かない男、地図が読めない女』、『嘘つき男と泣き虫女』のシリーズ最新刊です!!
このシリーズは、男女間の脳のつくりや、価値観の違いを、脳科学の観点から紐解いてきた人気のシリーズ。今回のテーマは「性」です。
今作は、著者である、アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ夫妻(共著)が、 「なぜ男はすぐヤリたがるのか?」 「女はなぜ愛をくどいほど確認したがるのか?」
…といった、男と女の「性」や「愛」に関する疑問に、脳科学の観点から答え、良好な関係を作るための方法を示してくれます。
オススメの読者層は ● 恋人のいない方 → 自分にぴったりの相手探しの参考に。 ● 恋愛中の方 → いらないケンカを未然に防ぐ方法を知るために。 ● 結婚している方 → 浮気やセックスレスのメカニズムを知って、離婚に発展するような争いを事前に防ぐために!(特に男性は注意!慰謝料を取られるから。)
次のページでは、男と女がくっつくと、何が起こる? について紹介します。
男と女がくっつくと、何が起こる?
男は、「テストステロン」という、セックスしたい衝動を引き起こす成分を多分に持っています(女性の10〜20倍)。男性の性衝動が急激で強烈なのはこのせいです。
そして、女性は「オキシトシン」という成分を多く持っています。これは、「抱きしめホルモン」という異名をとっていて、触れ合うことに悦びを感じるホルモンです。
「オキシトシン」は、気分が性的に高まってきたときは、男女ともにたくさん放出されています(=抱き合いたくなる)。しかし、男性は勃起した途端、オキシトシン濃度が急激に下がってしまいます。すると、「抱き合いたい」気持ちは「やりたい」気持ちに変化します。
女性としては、ベッドで寄り添って、キスをして寝るだけで充分なのに、彼に寄り添うと、男性は股間がむくむく……。セックスをせずにはいられなくなってしまいます。女性としては「私そんなつもりじゃなかったのに」と思い、すれ違いの原因にもなりうるというわけです。
次のページでは、付き合いから別れまでを、セックスを通して考えた研究を紹介します。
付き合いから別れまでを、セックスを通して考える
デヴィット・バスの研究です。
恋に落ちた直後の男性は性欲がない? 恋に落ちた直後の男性は、テストステロン濃度は低くなり、反対にオキシトシン濃度が上昇します。すると、セックスの衝動は抑えられ、「抱きしめたい」という愛おしい気持ちが高まった状態になります。 結果として、付き合ったばかりの男は、やさしさにあふれ、物腰が柔らかく、穏やかで、おおらかになります。
恋に落ちた直後の女性は、一刻も早くベッドインしたい? 女性は、恋人が出来たと感じた瞬間から、テストステロン濃度が上昇します。つまり、セックスに積極的になります。すると、もともとテストステロン濃度の高い男と、そうではない女の性欲は同じような度合いに感じられます。
男性側としては嬉しい状況かもしれませんが、この状態は、ぜいぜい3〜9ヶ月ぐらいしか続かず、それ以降は男女の性衝動は「初期設定」に戻ります。
「初期設定」に戻った結果どうなるかというと、男は女がセックスに飽きたと感じ、女は男がセックス狂いになったと、思い込み、多くの恋はここで終わってしまいます。
なんとも悲しい結末です。。
次のページでは、女が「この男とならセックスしてもいい」と思える条件などについて触れます。
女が「この男とならセックスしてもいい」と思える条件
女がセックスで求めるもの 21世紀の女の性欲 女が「この男とならセックスしてもいい」と思える条件
などについて、せくしーな女性ナレーターと一緒に紹介しています。
本全体としては、論拠には脳科学のメカニズムをすえて、論理的に書かれています。 女性週刊誌よりは知的だけど、センセーショナルでもあるという、赤裸々さと論理的さを兼ね備えた一冊です。
「ほうほう・・・ふむふむ・・・えぇぇーーーっ!?」 なんて、どきどきしながら本をめくっていたら、いつの間にか読み終わっている、退屈しない本です。
人間の根本的な欲求でもある、「性」に関する男女観について知りたい方はぜひ読んでみて下さい。
セックスしたがる男、愛を求める女
ごくり・・・。 |