だれかに話したくなる本の話

子どもの学力向上に必須「読解力」は本当に読書で身につくの?

子どもの学力向上に必須「読解力」は本当に読書で身につくの?(*画像はイメージです)

子を持つ親としては「できるだけ学力の高い子どもを」というのが偽らざる本心かもしれない。

国語に数学、理科、英語。どの教科も学力を高めるために必要な素養が異なるように思えるが、すべてに通底するものもある。「読解力」である。

14歳からの読解力教室: 生きる力を身につける

14歳からの読解力教室: 生きる力を身につける

本書は「読むのが苦手」「読解力が大事って言われても……」と、ちょっと嫌そうな顔をしている中学生3人が、案内役の犬塚先生と共に、
「文字が読めれば読めたことになりますか?」
「「わかる」ということはどういうことですか?」
「たくさん本を読めば読解力は向上しますか?」
「マンガは読解力に役立ちますか?」
「図やグラフを読むのに読解力は必要ですか?」
といった疑問への答えを心理学の観点から探していきます。