だれかに話したくなる本の話

国語教論が教える 人生を助ける「読解力」の養い方

『読解力を身につける』(村上慎一著、岩波書店刊)

新型コロナウイルス拡大防止のため、様々な活動に自粛を求められ、窮屈な思いをすることの多い今だが、家にいる時間が長い今だからこそできることもまたある。読書などはその一つだろう。

本をより深く理解するために大切なのが「読解力」。これは、「読むこと」だけでなく、「聞くこと」「話すこと」「書くこと」のベースにもなる。相手の説明を正確に理解できる人や、いわゆる「1を聞いて10を知る」タイプの人は、読解力が優れているとみていいだろう。

読解力を身につける

読解力を身につける

「国語」の読解とは何でしょうか。どうすれば読解の力が身につくのでしょうか。段落の意味とは?要約はどのようにまとめるのか?…。評論、実用的な文章、資料やグラフ、そして文学的な文章など、それぞれの特徴に応じた読解の方法を丁寧に解説。ロングセラー『なぜ国語を学ぶのか』の著者による新しい国語入門です。