脱・ワンオペ家事! パートナーがぐっと協力的になる言葉がけ
気づけば自分ばかりがやっている毎日の家事。
もっと家族に協力して欲しいけど、それを伝える事でもし不機嫌になられたらどうしよう……。あるいは伝えても、全く改善してくれなくてうんざり。
そんなときに参考にしたいのが佐光紀子さんの『家事のワンオペ脱出術』(エクスナレッジ刊)です。
佐光さんによれば、やってほしい事こそ口に出して伝えることが大事なのだそう。あうんの呼吸や以心伝心は残念ながらファンタジー。他にやってくれる人がいるとついつい甘えてしまうのが家族というものなのです。
本書にはお願いしたい家事ごとに具体的なやりとりが書かれています。
例えば洗濯について。
もし、あなたが汚れた衣服を「洗っといて」と言われたら、「了解、じゃあその後はお願いね」と返します。そこでもし「なんでだよ!」と相手が機嫌を損ねたら、「大変だったら干すのは手伝うから言ってね」と一転フォローに回ります。
相手に押し付けるのではなく、「やることがたくさんだから、手分けしよう」というフラットな姿勢がポイントなのだそうです。
普段から家事をしていると、相手の洗濯物の干し方に不満を持つかもしれませんがそこはぐっと我慢。小言は禁物です。
さらに、洗濯機のスイッチを押すのと同じくらい簡単な作業の二択を提示するのも効果的。
「出社前に洗濯機まわしてくれる? 炊飯器のタイマーをいれてくれるんでもいいけど」などと具体的な選択肢を出すことで「どちらかはやろう」という気持ちになりますし、そんな作業もあったのかと気づくきっかけにもなります。
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小さな家事も毎日の積み重ねで嫌になってしまう事があるでしょう。本書に書かれているのは相手に家事を押し付けるためのノウハウではなく、お互いに感謝をしながら気持ちよく生活するための実践的な家事シェア術です。
ワンオペ家事を脱出したいあなたはぜひ参考にしてみてください。
(新刊JP編集部)