「絶対アウト」なのは…今知っておくべきセクハラの境界線
セクハラによる著名人の告発や#MeToo運動の盛り上がりはビジネスシーンにも及び、優位な立場を利用したセクハラへの視線は厳しくなりつつある。組織として対策を打ち出す企業や団体も増えている。
セクハラも含めたハラスメントの厄介さとして、加害者に悪意がないケースが多い点が挙げられる。それは、加害者側が一方的に「恋愛だと勘違いしていた」ケースもあれば、本人からしたら日常的なコミュニケーションが、相手からしたらセクハラにしか思えないケースもある。
「悪意がないなら許される。または悪意があるセクハラより罪は軽くあるべきだ」と言いたいわけではない。私たちが普段何も考えずにやっている行動がセクハラにあたる可能性を誰もが考えなければならない時代になったということだ。