だれかに話したくなる本の話

誰もが知る名画に込められた本当のメッセージとは?

『名画は嘘をつく』(大和書房刊)

昨年から今年にかけて有名画家たちの作品展が日本の美術館を賑わせています。上野の森美術館の「フェルメール展」、国立西洋美術館の「ルーベンス展」、東京都美術館の「ムンク展」など、もしかしたら足を運んだことがあるかもしれませんね。

さて、名画を見るときに、どういう風に絵を楽しんでいますか?
実は名画は、その背景を知れば知るほど面白くなります。なぜこの絵が描かれたのか、その時代に何が起きていたのか、一見目立たない小物にはどんな意味が込められているのか。そして西洋美術史家の木村泰司さんは、絵画には「ある一定のメッセージを伝える」という目的が込められているといいます。

名画は嘘をつく

名画は嘘をつく

西洋絵画に秘められた嘘を解き明かす斜め上からの芸術鑑賞。