東京の有名スポットをどう紹介すべき? 超実践的「英会話」フレーズ集
2019年はラグビーワールドカップ、2020年は東京オリンピックと、国際的なイベントが控えている日本だが、訪日外国人は年々増えている。
2017年の訪日外客数は約2869万人、さらに2018年は3000万人を突破した。実際、観光地や街で外国人を見かけることは以前より格段に増えた。もしかしたら、道を尋ねられたことがあるかもしれない。
そして、今後そのような機会が増えるはず。そんなとき、英語が得意ではなくても、道案内や名所の説明くらいはできるようになっていたいもの。
『英語で東京道案内』(キャサリン・A・クラフト著、大和書房刊)は、いざというときに使える「道案内に役立つフレーズ」を案内に必須の単語と一緒にまとめた一冊。
本書では、電車やバスなど交通機関の利用の仕方、東京の名所などを簡単に説明する英文フレーズが紹介されている。
例えば渋谷のスクランブル交差点。たくさんの人が行き交う様子は日本の名物だが、まるで一つのアトラクションのように、外国人が動画を撮りながら信号を渡る姿も見受けられる。 では、この「スクランブル交差点」の人の多さについて説明したい場合は、どんなフレーズを使えばいいのか。本書では次のように説明されている。
They say that as many as five hundred thousand people cross the Shibuya scramble crossing a day.
(スクランブル交差点では、1日に50万人の人がすれ違うと言われています)
毎日50万もの人が行き交うスクランブル交差点。50万人というと、ポルトガルの首都リスボンが約54万人(市域人口/2011年)なので、一つの都市の人口の数が1日にそこに集まるという計算になる。
また、外国人に写真撮影を頼まれるケースも少なくないが、英語ではこのようなフレーズで頼まれることが多い。
Could you take our photo, please?
(写真を撮ってもらえませんか?)
そのとき、「Yes」と答える日本人は多い。これも間違いではないが、別の言い方も覚えておくといい。たとえば、こんな表現だ。
Sure!
(いいですよ!)
「Sure.」は、何かを引き受ける時によく使う表現。「Yes」だけでなく、「Sure.」も使いこなせれば表現の幅が広がるという。
街で外国人に声を掛けられたとき、ただ困って黙ってしまう。そんなことにならないためにも、英語が苦手でも簡単な受け答えは出来るようにしておいてはどうだろう。そうすれば、お互い気持ちの良いコミュニケーションが取れるはずだ。
(新刊JP編集部)