部屋を見るとわかる「恋愛上手な人」と「恋愛下手な人」の違い
普段生活している部屋からは、性格や心理状態、行動の傾向など、その人の人となりがわかると言われます。
やはり毎日帰ってきて寝起きする部屋ですから、多忙で心に余裕がなければ部屋も荒れ気味になるというのは多くの人が経験上わかっているはず。恋人の部屋がいつ行っても散らかっているのを見て「情緒不安定そうだな」「生活荒れてそうだな」と、部屋の状態から住んでいる人の性格や暮らしぶりを推測したことがある人もいるかもしれません。
■部屋が汚くても、キレイ過ぎでも恋愛はうまくいかない。目指すのは〇〇な部屋
彼氏と長続きしない人や、付き合う人がなぜかみんなダメンズだという人、結婚したいのに彼との間に結婚話がなかなか出ない人、つまり恋愛がうまくいっていない女性の部屋は“散らかっている”ことが多い、そして驚くことに“キレイ過ぎる部屋もワナ”だと語るのは空間心理カウンセラーの伊藤勇司さん。
伊藤さんは、著書『「一生一緒にいたい」女の部屋 「3日で飽きられる」女の部屋』(WAVE出版刊)で、悩みがみるみる消えて、しかも恋愛上手になるための部屋づくりを伝授しています。伊藤さんが片付けの仕事をしていた際に離婚寸前の部屋が立て続けに全く同じ部屋だったことから、部屋と心の中は連動していると気づき、心理学を学んで「部屋は自分の心を映す鏡」だと確信したそう。
伊藤さんいわく、片づけは「ゴール」ではなく、その人の個性と魅力を輝かせるための「手段」。ただ部屋を片づけるだけではなく、片づけを通じて「何を大事にして、どんなことを最優先にするか」という自分の価値観に気づくことが、心地良い部屋づくり、そしてパートナーシップへの成就につながっていきます。
■恋愛上手になる片づけ 3つのポイント
伊藤さんは本書の中で「恋愛上手になる片づけ」のポイントとして
・自分の心を部屋で「表現」する
・「ルール」を決める
・「完了の体験」を大切にする
の3つを挙げています。
恋愛がうまくいかない人ほど、「自分のルール」がないまま何となく付き合ってしまいます。これでは自己主張ができず相手に合わせるだけの苦しい恋愛になりがち。部屋は単に片づけるだけではなく、「どんな自分になりたいのか」と未来の幸せを先取りイメージして部屋を作っていくと、自分が大切にしたいものがわかるようになっていきます。
例えば、「収納スペースにとりあえず物を押し込むようなときは、本音を話せてないなど、片づけを通して「自分」について深く知っていくことができます。結婚したい人であれば結婚している前提で部屋をアレンジしていく方がワクワクしますし倍速で夢が叶うそうです。
3つめの「完了の体験」とは、限られた時間でできる限りのことをすること。完璧を目指さずに今できることを精一杯やることは、時間の価値を深く味わうことにつながるといいます。大切な人といつも一緒にいられるとは限りません。一緒にいる「今」を大切にする心がはぐくまれるのです。
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自分の恋愛傾向が部屋に表れるというのは、はじめはなかなか信じられないかもしれません。でも、もし自分の恋愛がうまくいっていないなら、その兆候はきっと部屋の中に出ているはず。
本書は部屋を片づけるためだけでなく、自分の恋愛傾向を見直すきっかけになるはずです。
(新刊JP編集部)