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正解はあるのか? 意外に知らない他人の「Tシャツのたたみ方」

提供: 新刊JP編集部

洗濯の頻度は週に2、3回。新刊JP編集部のオオムラです。

世間一般の人がどうしているかわからないけれど、自分の中ではスタイルが完全に確立している、且つ、正解がわからない物事というものがあります。

「洗濯物のたたみ方」は、その際たるもの。

別段、誰かと比べるほどの重大事ではない。トークが盛り上がるトピックでもない。
よほどのことがない限り、他人様の「たたみ方」を知ることはありません。一体、どんなたたみ方が「正解」なのでしょうか?

ただ、ショップで見かける服のたたみ方は、ある意味、正解と言えるのかもしれません。
Tシャツの場合、ショップで見かけるのはこんなたたみ方です。

でも、普段からこのたたみ方をやっている人はどのくらいいるのだろう、と思ってしまいます。
そんな疑問を払拭すべく、数人の知人にそれぞれの「たたみ方」を聞いてみました。

■Mさん(男性)のたたみ方

最初に聞いたのは、一人暮らしの男性Mさん。
その手順を再現してみましょう。

前見ごろを表にして、まずは袖を折り、裾を持ち上げて二つ折りに。

さらに半分、半分と折って、完成!
なかなかワイルドなたたみ方です。

しかし、MさんはそもそもTシャツをあまりたたまないとのこと。
自宅に衣装ケースやタンスを置いていないMさんは、洗濯した衣服は干した後、掛けっぱなし。
着るときにハンガーから直接取っていくスタイルなのだとか。

そもそも「たたまない」派の人もいるんですね。

■Tさん(女性)のたたみ方

次に聞いたのは実家にお住いの女性Tさん。
その手順を教えてもらうと、

前見ごろを表にして、ショップスタイル同様のたたみ方からの……

もう一折り!

収納にコンパクトさが求められる一般家庭では、このたたみ方をしている人が多いかもしれませんね。

■Yさん(男性)のたたみ方

ちょっとこだわりのあるたたみ方だったのが、いつもオシャレなYさん。 その手順がこちら。

後ろ見ごろからスタートする、王道のショップスタイルのたたみ方からの……

もう一折り!

どこにYさんなりのこだわりがあるかというと「収納したときにどう見えるか」という点。
プリントのあるTシャツで見てみましょう。

これが……

こうなります。

「基本的に白地にプリントがあるTシャツが多いので、一目でわかるようにしている」とYさん。
コンパクトにしつつ、お目当ての一枚がすぐに見つかるようにしているわけです。

持っているアイテムによって、たたみ方も変わってくるようです。

■オオムラのたたみ方

さて、最後にオオムラのたたみ方。
こだわりポイントは、とにかく「収納しやすいこと」です。

前見ごろを表にしてスタートし、

裾を三分の一だけ折って、さらに三分の一を折ります。 そこから……

くるくるくる。

完成!

……正直、自分のたたみ方がここまで他の人と違うとは思っていませんでした。
ただ、色々と試した結果、行きついたたたみ方なので、本人的にはこれがベスト。

結論としては、「Tシャツのたたみ方の正解は、みんなの心の中にある」ということですね。

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新刊JP編集部

この記事のライター

大村佑介

大村佑介

1979年生まれ。未年・牡羊座のライター。演劇脚本、映像シナリオを学んだ後、ビジネス書籍のライターとして活動。好きなジャンルは行動経済学、心理学、雑学。無類の猫好きだが、犬によく懐かれる。

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