だれかに話したくなる本の話

友達がほしい。

提供: 新刊JP編集部

肌寒くなってきまして、季節はすっかり秋深し、ですね。僕は秋が一番好きです。

そんなわけで、最近はスマホのゲームアプリばかりやっているのですが、ちょっと前までNintendo Switchの「オーバークック」というゲームにハマっていました。これがまた楽しいゲームなのです。
一言でいうと「料理をつくる」ゲームで、オーバークック2の公式サイトを見ると、「てんやわんやでドッタバタなキッチンで大奮闘」と書いてあるように、てんやわんやなのです。

たとえば、スープのオーダーが入った場合。

1、料理の注文を受ける
2、食材の玉ねぎをまな板に運ぶ
3、玉ねぎを切る
4、玉ねぎを鍋で煮る
5、皿に盛り付ける
6、料理をお客さんに出す

基本これの繰り返しで、料理を提供するごとにポイントが加算され、制限時間内に指定されたポイントを達成するとそのステージはクリアとなります。
キッチンを行ったり来たりしながら料理を作りつつ、汚れたお皿を洗ったり、鍋で煮過ぎると火事になって消火器で消さなきゃいけない。操作もやることも単純だけど、てんやわんやなゲームなのです。

1人プレイの場合、2人のキャラクターをボタン切り替えで交互に操作しなければならないので、瞬時に段取りも考えながらやらなければいけません。
以前、パワプロをやりながらラジオを聴くマルチタスク…なんて記事を書いたのですが、「オーバークック」は忙し過ぎてラジオどころじゃないのです。

1人プレイに限界を感じた僕は、Nintendo Switch一式を友人宅に持って行き、テレビに繋いで、友達とその奥さんと3人協力プレイに興じることに。

自分が指示出し兼切って鍋に持っていく係、友達がどんどん食材をまな板付近に持っていく係、奥さんは皿に盛って提供する係といった具合に役割分担を決めます。

僕はこのゲームの持ち主、友達はゲーマー、奥さんはほとんどゲーム未経験。

なので、不慣れな奥さんは操作を誤ったり、画面右上でオロオロしていたり…僕は内心「役に立たないな」と思いながら、「汚れた皿でも洗っておいて!」なんて言い放っていました。
その後、奥さんが用事で席を外し、2人でやってみると、めちゃめちゃに忙しい。役立たずと思っていた奥さんのありがたみに気づくのです。「早く戻ってきて!」と懇願しておりました。

失ってから気づく大切さですね。
友達は大切にしなきゃいけないですね。

で、その友達は今、プレステ4の「スパイダーマン」にハマっていて、「オーバークック」を一緒にやってくれなくなってしまいました。

最新作の「オーバークック2」はオンラインにも対応し、ネットに繋ぐとどこかの誰かと協力プレイができるのですが、夜中ずっとやってしまいそうなので、オンラインプレイには手は出さないようにしています。それに、顔を合わせて3、4人でワイワイしながらやった方が楽しいよなあ、とも思います。

友達欲しいなあ、「オーバークック」一緒に誰かやってくれないかなあ、と思う今日この頃です。
というわけで、友達は大事にしましょう。

(T・N)

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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