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傘を「忍者持ち」する人は仕事がデキない? 雨の日にわかるダメなビジネスパーソンの特徴

提供: 新刊JP編集部

新刊JP編集部オオムラです。こんにちは。
秋の雨って、なんだか風情があっていいですよね。
しとしと降る雨音に耳を傾けるのは好きなのですが、雨の日に外を歩くと「傘」でイヤな思いや怖い場面に遭遇することもあります。

「一事が万事」という言葉がありますが、何気ないことにその人の本質は出るもの。
そして、「傘」の扱い方もそのひとつ。
というわけで今回は、個人的に「この人、仕事がデキない人なんじゃないか?」と思ってしまう「傘」の扱い方を取り上げてみたいと思います。

■危機管理能力がない「傘の水平持ち」

ビジネスパーソンに必要な能力のひとつが、危機管理能力

どんな場面でも「これをやったらマズいことになる」「組織やチームに迷惑がかかる」と即座に思え、リスク回避の行動がとれるかどうかは、仕事がデキるかどうかに直結しますよね。

その意味で、忍者が小刀を構えるときのような、逆手の握りで傘を持つ、いわゆる「水平持ち」は、危機管理能力のなさを露呈しているように思えます。

特に、階段で水平持ちをしつつ、前後に振って歩く人はかなり厄介です。
自分の後ろで階段を上っている人の顔や目に刺さるかもしれないのに、あの持ち方をできるのは無神経そのもの。

しかも、他人に危害を及ぼした場合、当人もかなりの面倒に巻き込まれることは必至のはず。それをまったく意に介さず「水平持ち」ができるというのは、かなり危機管理能力が低いと言ってもいいでしょう。

そんな人を見かけると、「ああ、この人は仕事でも周りのことを考えない“デキない人”なんだろうな」と思ってしまいます。

■状況把握能力に欠ける「傘の開き方」

お店や建物から出たとき、通行する人がいるのもお構いなしに「前方向に向かって傘を開く人」を時々見かけます。

ちょっと見れば、人が通っているかどうかはわかりそうなもの。しかも、前に向かって傘を開いたら、水しぶきがかかることもわかりそうなもの。
こんな人に限って、たとえ歩いている人に迷惑が掛かっているのもお構いなしに、スタスタと歩いていってしまいます。

逆に、「この人は気遣いのある人なんだろうな」と感じるのが、「下ろくろ」と呼ばれるパーツを持ち、そっと傘を開く人
(下ろくろ=傘を開くときに動く、本体のシャフト(中棒)から上にスライドしていく部分のこと)

状況把握能力に欠ける人は、どんな状況でも傘を開くボタンを押して、バサっと開きますが、気遣いのある人は「下ろくろ」を押さえてそっと傘を開く印象があります。

時間にしたら、数秒あるかないかの所作。でも、だからこそその人の本質が出やすいのかもしれませんね。

■整理力のなさがわかる「傘の置き方」

お店の前などに備えつけられている傘立て。
最近は、傘を入れるところが円形になっていてすっきり収まるようになっているものもありますが、まだまだ多いのが格子状になっている傘立て。

あのタイプの傘立てでありがちなのが、傘を留めるバンドをしないまま置いてあるのをよく見かけます。しかも、そういう傘に限って、斜めに突っ込んであったりして、不要に場所を占拠していたり。

**「この傘の持ち主は、きっとオフィスの事務用品を所定の位置に戻すときもザツなんだろうな」**と思ってしまいます。

◇  ◇  ◇

普段はなかなか気に留めない傘の扱い方ですが、考えてみると色々な場面でその人の本質が出てきそうなアイテムです。

逆に言えば、まだ関係性が深くない相手の本質を見極めるのにも役立ちそう。
職場の新たな同僚やこれから一緒に仕事をする取引相手、気になる異性に対してなど、雨の日にちょっと気にしてみると思わぬ発見があるかもしれません。

全然関係ありませんが、昭和的なサラリーマンの象徴になっていた「傘でゴルフのスイング練習をする人」って本当にいるんですかね。なんとなくイメージとしてあるのですが、現実でお目にかかったことがありません。

一生に一度で良いので、生でその現場を見てみたいものです。

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この記事のライター

大村佑介

大村佑介

1979年生まれ。未年・牡羊座のライター。演劇脚本、映像シナリオを学んだ後、ビジネス書籍のライターとして活動。好きなジャンルは行動経済学、心理学、雑学。無類の猫好きだが、犬によく懐かれる。

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