だれかに話したくなる本の話

『自殺うさぎの本』モチーフのパフェも! 絵本カフェ「ムッチーズカフェ」がおもしろ可愛い

提供: 新刊JP編集部

新刊JPデザイナーのハチマルです。
 
大人だって絵本に癒されたいときもある!
というわけで、高円寺にある絵本カフェ、「ムッチーズカフェ」にお邪魔してきました。
 

 
この看板が目印。
 

 
店内には400冊以上の絵本があり、自由に読むことができます。
この棚は季節の絵本コーナー。
おばけや魚、スイカなど、夏らしいイラストが並んでいますね。
 

 
筆者のお気に入りはコレ!リアルなすきやきの具が、なぜか宇宙規模のスケールで次々と登場するので、とてもお腹がすきます。
 
お腹がすくといえば、気になるムッチーズカフェのメニューはとても本格的。
今回は噂に聞く名物メニュー、「地獄の黒カレー」を注文してみました。
 

 
手羽先がのった、その名の通り真っ黒いカレー。
絵本に登場する地獄をイメージしているそうで、その辛さは地獄レベル!!!……かと思いきや、口に入れた瞬間は甘みが強く、後から辛さがやってきます。とても旨辛。
 
なんて思っていたのですが、注目すべきはコレ。
 

 
コレですよ。この大粒イチゴぐらいのサイズがある、変わった形の唐辛子。
こういういかにも食べたらヤバそうなものって、、、食べちゃいますよね。
 
強い心でまるごと口に放り込んだわけなのですが、あれ?意外と辛くない。全然平気だぞ?……なんて思った次の瞬間、口の中で時間差大爆発。
猛烈な痛みがやってきます。これが地獄か……!!
 
慌てて水で流し込んだのですが、その後いくらカレーを食べても甘味しか感じず、痛覚がマヒするってこういう感じかなぁと不思議な体験ができました。
この時ほど手羽先のありがたみを感じた事はありません。
 
人様のカレーの食べ方に注文をつけるつもりは毛頭ありませんが、私のように食べ始めてすぐに唐辛子に手をつけるのではなく、ある程度カレーを味わってから唐辛子に挑んだ方が良いかと存じます。
その先に待っているのは地獄です。
繰り返します。その先は、地獄です。
 

 
食後のデザートは「じさつうさぎのパフェ」。
このパフェのモデル『自殺うさぎの本』といえば、うさぎたちがあらゆる手段を駆使して自殺をする、アンディ・ライリーのブラックでシュールな本です。
 

 
「むやみに死んじゃう」ってすごいフレーズですね。
 
この本がモチーフになっているという事はつまりこれは、うさぎたちがアイスに向かって飛び込んでいるファンシーなパフェなのではなく、どのうさぎももれなくお亡くなりになっているということ。
別の角度からご覧いただきましょう。
 

 

 
食べ進めるうちに耳のかけらみたいなのが出てきて、フクザツな気持ちになりました。
ヤバいもん掘りあてちまったぜ……
 

 
「大人の為の絵本カフェ」がコンセプトなだけあって、店内は落ち着いていて静かでした。
絵本が好きな方、本格的なカレーを楽しみたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
 
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ハチマル

本業はデザイナーだが、成り行きで記事を書くことに。
好きなジャンルは時代小説・手芸本。

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