『ムー』直伝、ツチノコの捕獲方法
1970年代に巻き起こったオカルトブーム。その中でも「UMA(未確認動物)」は大きく取りあげられていた。その代表的な存在がツチノコ、ネッシー、イエティなどだ。
90年代くらいまでは地上波のテレビのゴールデンタイムでUMAをはじめ、超能力者やUFO、心霊現象などの特集番組を盛んにやっていたのを記憶している人も多いだろう。
そんなUMAの「捕獲」「撮影」「注意」のノウハウをマニュアル化したのが、『ムー公式 実践・超不思議生物捕獲マニュアル』(今泉忠明監修、こざきゆう編著、石原まこちん漫画、ムー編集部企画、学研プラス刊)だ。
本書では、超常現象専門誌「ムー」が紹介してきた「未確認動物」の情報を総合。推測される生態から、未確認動物(UMA)とはどんな生物なのか、遭遇したらどんな危険があるのかといった情報を紹介している。
■準備は必要! 「ツチノコ」はいかにして捕獲するのか
日本のUMAで最も知られているもの一つが「ツチノコ」だろう。日本最古の歴史書『古事記』には「野椎神」として記載されている頭が三角形の怪蛇だが、その目撃・遭遇情報は、80年代をピークに現在は減少しているが、報告は続いているという。
このツチノコ、どのように捕獲すればいいのか?
まずはどんな食べ物を好むのか調べる。ツチノコはヘビなので、生きた獲物しか食べない可能性が高い。なので、よく目撃情報がある場所に、生きたネズミや小鳥、カエル、ザリガニや金魚などいろいろなエサを置いてみる。
そして、エサを置いた場所にはセンサーカメラをしかけておくのだ。生き物の警戒心は1週間ほどでなくなるという。
では、仮にもし、ツチノコを目撃したらどうすればいいのか?
本書によれば、彼らは2~3メートルもジャンプして襲ってくることがあるという。そのため、何も準備していない場合は一定の距離を保つことが大切だ。さらに、ツチノコは毒を持つといわれ、噛まれた場合にどんな治療や血栓が有効なのか分からないので、肌を露出しない格好をしておくのが基本となる。噛まれたらアウトだ。
本書では、ツチノコの他にも、カッパ、イエティ、ネッシー、チュパカブラなどのUMAの生態や捕獲法を紹介している。
世の中、「絶対」「100%」であることは少ない。信じるかどうかは自分次第。UMAのことをあれこれ想像しながら本書を読むのも、この本の楽しみ方のひとつだろう。
ちなみに、自治体や各団体が提示しているツチノコの捕獲の捕獲賞金は100万円以上。ムー編集部の「つちのこ捕獲賞金」は100万円で、現在も有効とされている。興味のある読者は、本書を参考にツチノコ探しに出掛けてみるのも楽しいかもしれない。
(新刊JP編集部)