だれかに話したくなる本の話

編集部ハチマル 来年のGWにお勧めしたい足利周辺観光スポット2選

提供: 新刊JP編集部

「おいおい、2選は少なすぎるだろう」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
仕方がありません。当日寝坊したのです。

そんなわけで、GWに栃木県足利市へ行ってきました。
足利には日本最古の学校として、あのフランシスコ・ザビエルも記した足利学校や、日本100名城の一つ鑁阿寺など、多くの歴史的建造物があります。
もちろんそちらもオススメなのですが、今回はややマイナーな「出流原弁天池」を一つ目に紹介したいと思います。
ちなみに「いずるはらべんてんいけ」と読みます。「でるはら」ではありません。

出流原弁天池は県文化財天然記念物に指定されている湧水池で、水は日本名水百選にも選ばれている環境省お墨付き。透明度が高くて美しい池です。

池には沢山の鯉がいて、売店で買ったエサをあげることもできます。

そしてこの売店のお兄さん・お姉さんがとにかく親切だということを強くお伝えしたい。帰りのバスを見ておこうと時刻表はないかと伺ったところ、一緒にバス停まで来て見てくださいました。その後もいろいろと声をかけてくださり。
旅先で触れる親切は心に沁みますね。

さて、出流原弁天池までは佐野駅から市バスで30分程なのですが、東京の感覚でうっかり事前にバスの時間を確認して来なかった私。駅に着いたときにはすでにバスが到着していたため気にしていなかったのですが、なんとこのバス2時間に1本だったのです。
なんと奇跡的なタイミング。

時刻表はこんな感じでした。

あ、危なかった…………!!!!!
帰りの最終バスが15時42分(2018年5月現在)ということもあり、バス運に自信がない方は車で行くことをオススメします。

売店ではご当地グルメ「いもフライ」がオススメ。

佐野市民の常食だそうです。いもフライ君が教えてくれました。
ありがとう、いもフライ君。ありがとう、さのまる君。

池のそばには小さな神社があります。

社務所のようなものはないため御朱印も売店でいただくのですが、鯉が泳いでいてとても可愛らしい御朱印でした。

さらに、池から山を少し上がったところにもう一つ、磯山弁財天があります。

高台にあるため、開放感ある素晴らしい景色は一見の価値あり。

賽銭箱の横には「賽銭泥棒が境内で複数現行犯逮捕されました。御参拝の皆様には安心してお詣りが出来る事と思います。」という貼り紙が誇らしげに貼られており、「もし盗ったらお前もこうなるからな」という警告めいたものを強く感じました。神社も大変だなぁ。

とはいえお金の神さまである弁財天からお金を盗もうとすれば、そりゃあ捕まるなとも思った次第です。
お時間がある方はこちらもぜひ。

一つ目が長くなってしまいましたが、もう一つオススメしたい観光スポットは「あしかがフラワーパーク」。
有名ですね。がっかりでしょうか。
でも、良いものは良い!というわけで、すでにご存じかもしれませんが強気で紹介してまいります。

あしかがフラワーパーク駅は2018年4月1日にできたばかり。
よりアクセスしやすくなりました。が、電車は1時間に1、2本なのでご注意を。

あしかがフラワーパークは「2014年CNNが選ぶ世界の夢の旅行先10カ所」に選ばれた観光地です。
ライトアップ期間中は17時半以降に入園すると300円安くなる上に、日没前の明るい中での花と暗くなってライトをあびた花、両方を楽しむことができるのでオススメです。

沢山のペチュニア。

ブルーデージーは玩具のような愛らしさ。

5月といえば薔薇も季節ですね。

愛子様の薔薇、「プリンセス アイコ」もありましたよ。

暗くなってから見る薔薇はまた一味違う、大人の美しさ。

フラワーパークはグルメも充実。
ご当地名物、佐野ラーメンや、

藤の花ソフト。

パーク限定コールドストーンアイスなどがあります。薔薇も食べられるそうで、食べた友人によると「食べ物じゃない香りがした」とのこと。
美味しそうですね……!

そして、あしかがフラワーパークといえばなんといっても藤!
藤は白・黄色・うす紅・紫の4色があり、私が行ったときは白が終わりかけ、黄色・うす紅・紫が見ごろでした。花の咲き具合は公式Twitterやホームぺージで確認することができます。

色鮮やかなキバナフジ。

藤ソフトを食べた後の友人が「ソフトクリームの香りがする」と申しておりましたが、逆よ。ソフトクリームを藤に寄せてるのよ。

大藤は遠くから見ても素晴らしいのですが

花の下に入ると夢のような世界が広がります。この藤が風でいっせいに揺れると本当に綺麗。CNNが選ぶのもうなずけます。

いつまでも見ていたくなる、そんな美しさでした。
ぜひ来年のゴールデンウィークには足を運んでみてください。

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ハチマル

本業はデザイナーだが、成り行きで記事を書くことに。
好きなジャンルは時代小説・手芸本。

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