だれかに話したくなる本の話

「趣味を探すことが趣味」という趣味について(金井)

提供: 新刊JP編集部

こんにちは、金井です。

私事ではありますが、これまで何も考えずに生きてきたせいか、30歳を過ぎてなお明確な「趣味」というものを持っておらず、ストレス解消は「睡眠」と「広島東洋カープの勝利」の2つだけしかなく、しかもそのうちの一つは自分ではどうすることもできないものであるという状態に陥っていて、限界を感じはじめています。

そこで、何かこうオトナなイカした趣味を見つけたいと思い立ちまして、「2018年は趣味元年!」と銘打って(なんでも元年とつければそれっぽくなるものなのです)、近所のコンビニに行き、趣味的なものが書かれている雑誌を物色しました。

しかし、そう簡単には見つからないもの。雑誌を買い込み、トイレの便座に座りこんで「これは金がかかるなあ」「これは時間がなあ」「これはテンションが上がらないな」「これは〇〇がやってるな」「これはもう古いだろ」などと、誰も得をしない自身のブランディングまで考えが及びつつ、誰も聞いていないわがままを散々言いながら、その趣味をやっている自分をイメージして、楽しめるのかどうかを吟味していたわけです。

これはもはや「趣味探しが趣味です」とでも言ったほうが早いのではないか!?

そうして考えていくうちに、何がやりたいのか分からなくなってきまして、「ワーーー」とHDDに録画していたカープが勝利した試合をテレビで流し、ゲームをシャットダウンしてキャッチャーと握手する中崎翔太の顔を見て、「やっぱこれだよな~~なんだかんだいってカープなんだよな~~」となったわけです。

一体何が言いたいのかというと、

(1)「趣味さがし」は「自分さがし」並に難しいのでしないほうがいい。
(2)好きなものをちゃんと愛した方が精神的に安定する。
(3)カープのレジェンド衣笠さん。夢と希望をありがとうございました。

今年は6月にマツダスタジアムに応援に行きます。
若鯉たちの躍動を期待しています。

今日の体重(4月25日計測)
身長:171.5cm
体重:69.4kg
BMI:23.6
体脂肪率21.9%

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金井元貴

1984年生。「新刊JP」の編集長です。カープが勝つと喜びます。
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audiobook:「鼠わらし物語」(共作)

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