「30歳までに出産しないのはありえない」焦った女子の行く末が驚きの形に
「自分らしく生きる」
「私は私」
こんなフレーズが溢れ変える世の中。
もちろん、こんな風に自由に生きられたら最高ですが、その一方で「こうあるべき」のような思い込みや、「○歳でこれくらい稼いでいないとヤバい」のような世の中の基準に捉われて、苦しい思いをすることは多いもの。
■望めば望むほど結婚は遠のいた…
『嫌なこと全部やめたらすごかった』(WAVE出版刊)の著者、小田桐あさぎさんもかつては、**「30歳までに第一子を出産しないなんて、女としてありえない!」**という思い込みに捉われていた一人。
そのせいで、やりたくないことを我慢してやってストレスを溜めた挙句、「結婚」にも「出産」にも近づけないという、負のスパイラルに陥っていたといいます。
私にとって結婚や出産というのは憧れでも甘い夢でもなんでもなく、人に負けないための防衛手段、正しい女として生きるための登竜門の一つに過ぎなかったのです。(P15)
本人がこう振り返るように、当時の小田桐さんは「本当にやりたいこと」としてではなく、「負け犬」になる恐怖から結婚と出産を熱望していたそう。これでは、うまく行かなくてあたりまえかもしれません。
■「もう何をしても無理だ」と諦めたら人生が好転した
ひたすら婚活に励むもまったくモテなかったという小田桐さんでしたが、ひょんなことから人生が好転しはじめます。
もうどうせ何をやってもダメだ、ということで、「やりたいけど、結婚から遠のく」という理由でやめていたこと解禁したり、「男性ウケ」を気にして公言していなかったことを公言するようになると、不思議と周りに男性が集まり始めたそう。念願叶って、なんと100%理想のパートナーと初デートから2週間で婚約し、結婚することができたそうです。
■「嫌なことは勇気を持って手放す」という決断
この経験から、「嫌なこと」「やりたくないこと」を全てやめてきたという小田桐さん。
人って自分の好きなことだけしていたら魅力的になるんですよね。
だって無駄なエネルギー使わないからエネルギッシュだし、いつも笑顔でいられるし、余裕を持って人に接することができるし。(P26)
ということで、今では家事も全て外注して、やりたいことにフォーカスする人生を送っています。
嫌々家事をやってストレスを溜めたり、パートナーと喧嘩したり、子どもにイライラするくらいなら外注してしまって、その費用分(小田桐さんの場合は月5万円ほど)を、多めに稼ぐ工夫をするというのは、考えようによっては建設的なのかもしれません。
「疲れている女はまちがいなくモテない」
「疲れと我慢がブスを生む」
「育児に自己犠牲しない。したいときだけでOK」
など、小田桐さんは本書で女性が自分を殺さずに心から自由に生きるためのアドバイスとエールを送っています。一見、自分勝手のように思えるかもしれませんが、実践すれば婚活や結婚生活、仕事で感じていた窮屈さがなくなるはず。
もしあなたも今の生活に不自由さを感じていたり、生きにくさを感じているなら、それは「やりたくないこと」に体力と時間を使ってしまっているからかもしれません。本書はそれらを思い切って手放す勇気を与えてくれるでしょう。
(新刊JP編集部)
★トーク&サイン会情報
小田桐あさぎさんによる『嫌なこと全部やめたらすごかった』刊行記念トーク&サイン会が、2018年5月27日(日)八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリーで開催されます。
詳細情報
http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/13981/