だれかに話したくなる本の話

仕事の遅い人は知っておきたい あなたの集中力を邪魔する思考とは?

なかなか仕事が進まない。優先順位がつけられず、あっちこっち手を出してはすべて中途半端になってしまう。

仕事をしていると、どうしてもこういう状況に陥ってしまいがちです。
そして、早く帰りたいのに仕事が終わらず、残業をする羽目に…。

この問題をクリアするための一つの手段として、自分の集中力をコントロールするという方法があります。
高い集中力を保ち、一気に仕事を終わらせてしまうのです。

ただ、集中状態を保つのはなかなか難しいこと。一体どうすればいいのでしょうか?
『入社1年目から差がついていた! 仕事ができる人の「集中」する習慣とコツ』(石井貴士著、すばる舎リンケージ刊)では、集中状態に入るために簡単に実践できるコツと習慣が紹介されています。

集中状態を保つためには、「あなたの集中力を邪魔するもの」を知っておくべきでしょう。

例えば朝、仕事を始めるときに「今日は集中して仕事しよう!」と漠然と思ってはいないでしょうか。この漠然とした思いが、実は集中を邪魔しているのかもしれません。

集中できる人は何時から何時までという「ゾーンタイム」を決めています。
著者の石井さんによれば、集中は15分ごとの波を繰り返すといいます。それを意識してスケジュールを組み、「朝9時から11時までの2時間は集中する時間」と決めてしまい、毎日その時間集中する習慣付けをすれば、ゾーン状態に入りこみやすくなるのです。

もう一つ、ゾーンに入りやすくするための習慣付けが出来ていない人は、もしかしたら雑用仕事を「単なる雑用」と軽視しているかもしれません。

これは、雑用を上手く使うことで、ゾーンに入りやすい状態を作ることができるからです。

人間はいきなり集中できるものではなく、次第に気持ちをあげていったり、何かのきっかけがあってスイッチを切り替えるもの。
なので、仕事で集中したいと思ったときは、雑用仕事をウォーミングアップとして捉えてみてはいかがでしょう。例えば朝イチのメール返信は「助走」になりやすい作業。少しずつスイッチを切り替えていき、優先度の高い仕事に取りかかっていくのです。

1日のうち、数時間、集中できる時間を作れれば、仕事の効率は劇的に上がるはず。
なかなか集中できないという人は、参考にしてみてはいかがでしょう。

(新刊JP編集部)

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