姫乃たまに聞く、「地下アイドル」という職業の実情<後編>
どうしても過激なイメージで捉えられやすい「地下アイドル」の業界において、「姫乃たま」はアイドル自身の視点と客観的な視点双方から、地下アイドルという存在を文章に落とすことができる稀有な存在だろう。
16歳でアイドルとしてステージデビュー。一貫してフリーランスで活動をしながら、「下北沢生まれ、エロ本育ち」をキャッチコピーに、成人向け雑誌などはじめさまざまな媒体でコラムを執筆している。
そんな姫乃さんにとって2冊目となる『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版刊)が出版された。前作『潜行』がエピソードを中心に地下アイドルの実際の姿を照らす一冊だったのに対して、本書はアンケートデータを用いながら、より客観的に地下アイドルの本質を分析している。