「7」のつく年は転換の年? 「金融危機」にまつわる不気味なジンクスとは

2016年から2017年にかけて世界中で起きている「波乱」は、これから向かう未来の混迷ぶりを表していると言える。
ヨーロッパではその動きが顕著に見える、イギリスが国民投票によってEUからの離脱を決定。フランスの大統領選挙は経済界の支持を受けたエマニュエル・マクロンが勝利したものの、新党という点から不安が残る。また、今年後半にはドイツで連邦議会選挙を控えている。
『未来からの警告 2 トランプの破壊経済がはじまる』(集英社刊)の著者で、独自の「Tモデル」「T2モデル」を用いて経済を予測する経済アナリストの塚澤健二氏は、本書の中でドナルド・トランプ米大統領の「破壊経済」を発端にした世界の大変動を予測している。
4回にわたってお送りする、塚澤氏に聞く「2017年後半の経済トレンド」。 第3回の舞台はヨーロッパを中心にした世界の動き、そして2017年の「大転換」と「第二のリーマン・ショックの予兆」についてお話をうかがった。