1000万稼げても毎日が地獄。お金で満たされないアフィリエイターの苦悩
**「自分のペースでお金が稼げる」「社会のストレスから開放される」**そんなイメージからか、今も人気が高いアフィリエイト。
**土浦聖人さん(仮名・32歳)**は、港区の中堅商社で営業マンとして働いていたが、株価の変動に伴う強烈なストレスに耐え切れなくなり6年前に退職。以前から興味があったアフィリエイトに本腰を入れ、年収はついに1000万円を超えた。
会社員時代を大きく超える収入を手にしたが、**「思っていたより全然幸せではない」**という。一体どういうことなのか話を聞いてみた。
■「自分にはお金しかない」収入はあっても消えない虚しさ
――思っていたより幸せではないというのは?
**土浦さん:**たしかに収入は増えましたけど、やっていることはサイトを立ち上げてひたすら記事を更新するだけの「作業」ですから。誰にも褒めてもらえないし、「この仕事にどんな意味があるんだろう」と考え出して、猛烈に虚しくなることがあります。
――なぜ虚しいのですか?
**土浦さん:**承認欲求がまるで満たされないので、やりがいを感じることができないんです。稼いだ額しか自分の価値を測るものがないので、どうしても「お金!お金!」となってしまうんですよね。
お金はやりがいの一つかもしれないけど、よく考えてみると「何やってるんだろう」って。逆に、お金を稼げなくなることはすごく怖いです。今の僕にはお金しかないので…。