だれかに話したくなる本の話

『ひとり日和』で芥川賞受賞をした作家・青山七恵の受賞第一作が単行本に

河出書房新社は5月16日に『やさしいため息』を刊行する。著者は青山七恵氏、税込価格は1260円。

 本書は2007年、『ひとり日和』で第136回芥川龍之介賞を受賞した作家・青山七恵氏の受賞後第一作となる。初出は『文藝』2008年春季号(河出書房新社)。
 社会人5年目、友人なし。恋人は3ヶ月前に出ていったばかり。そんな“まどか”の前に、4年間行方知れずだった弟・風太が、時代錯誤な格好の緑君と現れる。そして少しだけ動き出した<私>の物語…。
 著者の青山氏は気鋭の若手女性作家。大学在学中に執筆した『窓の灯』(河出書房新社)で第42回文藝賞、『ひとり日和』(河出書房新社)で前述の通り芥川賞を受賞している。23歳11ヶ月での芥川賞受賞は、綿矢りさ氏や石原慎太郎氏などに続き、全受賞者で7番目の若さとなる。『文藝』2008年夏季号には最新作「松かさ拾い」を寄稿している。