ネガティブな性格が原因で生じる失敗を回避する方法
人間関係や仕事、お金など、人生には失敗はつきものだ。失敗を失敗で終わらせずに、どうやってリカバリーしていくか、いかにそれを成功に変えることができるかで、失敗を「資産」にできるかが決まる。
『夢をかなえる失敗学 失敗すればするほど成功できるビジネスの法則』(中村誠著、KADOKAWA刊)では、数々の失敗を乗り越えマイナスをプラスに変えて成長してきた株式会社REXLI代表取締役社長の中村誠氏が、失敗から学ぶ成功術、失敗をリカバリーする方法を紹介する。
■ネガティブな性格が原因で生じる失敗を回避する方法
メンタルが弱いために失敗してしまうこともあるだろう。中村氏も人の言うことを気にし、すぐに悪いほうに考えてしまうネガティブな性格だった。そんな中村氏はポジティブな人と一緒にいることで、メンタルは大転換したという。
ポジティブになる秘訣は2つ。まずは準備力。間違えないための対策をして本番を迎えるために徹底的に準備すること。
もう一つは努力である。たとえば何かの試験を受ける場合、Xなどで「絶対に受かる」と宣言して自分を追い込み、その裏で猛烈に勉強する。徹底的に準備、努力することでネガティブな気持ちになる要素を消していくという方法だ。
ただ、「努力しようにも時間がない」というのも社会人の現実かもしれない。それでも、よくよく生活を振り返るとムダな時間はあるもの。たとえば、夜10時以降にダラダラYouTubeを見ていたり、一つのミーティングが終わって次のミーティングまで30分あるというときに、ネットサーフィンをしてしまったりする時間があるはず。その30分でやれることはたくさんある。朝起きてからの15分や移動時間などのスキマ時間を勉強や仕事に充てることができるはずだ。ムダにしているスキマ時間を活用することで、勉強ができなくて自己成長ができないというのをリカバリーできるのだ。
中村氏は、人生は3勝9敗でいいと述べる。どんなに失敗してもやり続けて最後に勝つ。そのために大切なのは、GIVEの精神。影響力の大きい人、コミュニティーを持っている人、自分にとってキーパーソンとなりうる人の仕事をさせてもらう機会に恵まれたら、まずそこで全力でその仕事を成功させて、その人の力になる。そこでうまくいけば、その人が自分のコミュニテヒーで紹介していくれた仕事が広がっていくという循環ができる。
失敗したときにどうすべきか。本書から失敗をリカバリーする方法を学んでみてはどうだろう。
(T・N/新刊JP編集部)