だれかに話したくなる本の話

自己開示が大事。複数人での会話が盛り上がるコツとは?

口下手であったり、雑談が苦手でも、1対1なら話せるという人は少なくない。だが、問題は複数人での会話だ。何を話していいのか分からず、黙りこんでしまう。そんなことはないだろうか。

そんな複数人の会話が苦手な人に読んでほしいのが『複数人での会話がラクになる話し方』(みやたさとし著、フォレスト出版刊)だ。

本書では、いつでも使える万能話題、複数人の場でも自ら話す方法、親しくなれる「人がら質問」の使い方、パス回しの名手になる方法など、1対1から複数人での会話・雑談に使える会話術を紹介している。

■直前に誰かが話したことと同じテーマで話す

複数人の場で自ら話すのは勇気がいる。だから、テクニックが必要だ。

自分から話を切り出すことに難しさを感じるのには、いくつか理由がある。たとえば、何について話せばいいかわからない。「いきなりこの話をしたら不自然かな」と不安があるから。「ほかに話したい人がいるかもしれない」という遠慮がある…。

これらの心理的な壁があっても簡単に話せる方法が、誰かが話したことに対して、自分も同じ話題で話すことだ。

例えば相手が「ゴールデンウイークは箱根に旅行に行くんですよ」と言ったら、自分は「箱根ですか!それは楽しみですね」と返す。また、「実は前から行ってみたかった美術館があって…」と言われたら、その話を一通り聞いたあとで「自分は遠出する予定はないのですが、大人買いした漫画を一通り読んでみようと思っているんです」などと言う。

このように直前に話していた人と同じテーマで話せばいいので、自分から新しい話題を用意する必要もない。「今この話をしても不自然じゃないかな」という不安も無用ということだ。

また、会話が続かないのは、情報の話をしているからだ。複数人での会話が盛り上がるコツは自己開示をすること。
自己開示とは、体験談など、自分のプライベートな情報を相手に話すことだ。自己開示することで「情報系の話より盛り上がる」「相手も自己開示してくれるようになる」「親密さが増す」というメリットがある。

 ◇

著者のみやた氏は、「みんなを楽しくおしゃべりさせよう」の精神がまず大事だという。「何か話さなきゃ」ではなく、「みんなを楽しくおしゃべりさせよう」と、意識を「私」から「みんな」に向けること。そういった気持ちで相手と接することで本書の会話術も役に立つはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

複数人での会話がラクになる話し方

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元コミュ障の話し方講師が教える、「複数人での会話」がラクになる方法!

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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