イノベーションの土台 日本にはない欧米の教育とは
新しい発想で世界を牽引する欧米の企業に比べ、日本はイノベーションが生まれないといわれている。イノベーションを起こすには、成功例や業界の常識だけでなく、身の回りのすべての当たり前を疑う必要がある。
だとすると、欧米でイノベーションが起こりやすいのであれば、それは既成の常識を皆が疑っているからなのか?
その通り。欧米では小学校から大学に至るまで、「疑う方法」を学んでいるのである。批判的に思考すること、疑うことを積極的に教育に取り込んでいるのだ。その欧米の教育の根底にあるのが哲学である。哲学の最も重要な要素は「当たり前を疑うこと」だ。