だれかに話したくなる本の話

消えゆく言語? 日本人が日常的に見ているラテン語とは?

消えゆく言語? 日本人が日常的に見ているラテン語とは?(*画像はイメージです)

英語やスペイン語、フランス語は、それぞれ別の言語だと考えられがちだが、いずれも祖先は同じ、「ラテン語」である。このラテン語、古くはローマ帝国で使われていたが、現在公用語としているのはバチカン市国のみ。

「消えゆく言語」かと思いきや、決してそんなことはない。ラテン語を話す人々は現在もいるし、世界的にラテン語の教材は充実している。そして、日本の社会にもはしっかりとラテン語は根づいているのである。例えば、「午前・午後」を指す「AM・PM」という言葉は日本でもお馴染み。実はこれは「ante meridiem・post meridiem」というラテン語が起源である。『世界はラテン語でできている』(ラテン語さん著、SBクリエイティブ刊)は、古くて新しく、そして広がりのあるラテン語の世界を垣間見せてくれる。

世界はラテン語でできている

世界はラテン語でできている

X(旧Twitter)で人気の「ラテン語さん」初著書。

世界史、政治、宗教、科学、現代、日本……。
あらゆる方面に思いがけずひそんでいるラテン語の数々。
ラテン語は死語ではなく、知への扉だ!!

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