だれかに話したくなる本の話

「なんとなく」で幸せをつかむ方法とは

「なんとなく」で何かを決めたり、行動に移すことがないだろうか。

この「なんとなく」の感覚は神さまがくれた奇跡の知恵であり、幸せにしてくれるためのものだと述べるのは、実業家であり銀座まるかんの創設者である斎藤一人氏だ。

『斎藤一人 なんとなく』(斎藤一人、舛岡はなゑ著、マキノ出版刊)では、斎藤一人氏と実業家の舛岡はなゑ氏が、「なんとなく」を信じられる自分になるコツや受け取った神の知恵を活かして幸せや成功をつかむ方法を紹介している。

■「なんとなく」の積み重ねが成功につながる

買い物をしようとしたとき、欲しいものだが自分の好きな色が売り切れていて、「別の色でもいいけど、こっちはなんとなく気が進まないなあ」と買うのをやめたところ、途中の違うお店がなんとなく目に留まって、そこで好みのものを買えたという経験はないだろうか。

本書によれば、「なんとなくいいなあ」と思ったときには、自分を正しい道に導いてくれる力が働いているという。一方「なんとなく嫌だなあ」と思ったときの気持ちには「そっちは間違った道だよ」というサインが隠れている。いつも「なんとなく」が自分にとっての正解なのだ。

「なんとなく心が軽くなった」「なんとなくスッキリした」という感覚があるものは、自分に合っていて、実行すれば魂が喜ぶ。なんとなくいい気分を連続させれば、その延長線上には幸せしかない。なんとなく楽しいことを続けたら、たどり着くのは間違いなく成功の世界。「なんとなく」の積み重ねが成功へと導くのだ。

では、「なんとなく」の感覚を信じられる自分になるにはどうすればいいのか。それは、「自分軸で生きる」ことだ。
自分軸で生きるとは、自分を大切にするということ。そのままでいいと自分を認め、自分に優しく生きる。嫌な人とは付き合わなくていいし、嫌なことを我慢する必要もない。自分の好きなことをして楽しむことが自分軸で生きるということだ。

 ◇

「なんとなく」の感覚は誰にでもあるもの。そのひらめきを素直に受け取ってみてはどうだろう。「なんとなく」を続けることで、人生が豊かなものになるかもしれない。

(T・N/新刊JP編集部)

斎藤一人 なんとなく

斎藤一人 なんとなく

ひらめきはいつも「なんとなく」やってくる。

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この記事のライター

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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