なかなか行動に移せない…「めんどうくさい」を消すための7つのコツ
やらなきゃいけないことがあるけれど億劫だ。 何をやるにしても気が乗らない。
私たちの毎日は「めんどうくさい」という気持ちとの戦いの連続だ。早く行動することができれば、その後がラクになることは分かっている。でも、なかなか体が動かない。一体どうすれば「めんどうくさい」から抜け出すことができるのか。
そこでこんな本がある。
『「めんどくさい」が消える脳の使い方』(菅原洋平著、ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)は、そのタイトルの通り、「めんどうくさい」という気持ちを消すためのコツを教えてくれる。そのポイントは「やる気」を出さなくてもいいということだ。
ここでは本書から、「めんどうくさい」が消える7つのコツをピックアップしよう。
■夕方の体温を上げる
一つめは「夕方の体温を上げる」というもの。著者によれば、人間は深部体温が高いほどパフォーマンスが高くなるという。この深部体温は体を動かしたり、入浴や食事で温かいを食べることで上がる。
■その日一番やりたいことを最初にやる
脳は目覚めてすぐが一番行動力が高く、夜眠る前が最も「めんどうくさい」と感じるリズムを持っているという。だから、朝イチで取り組むべきことは、その日一番やりたいことだ。
■両手に違う物を持たない
両手に別の物を持つことで脳は混乱してしまうという。シンプルタスクを心掛け、「効率のよい仕事」とは「重要な仕事を短時間で終えること」と考えを再セットしよう。
■次の作業の、最初の工程だけ手をつけてやめる
めんどうくさい作業が発生するときは、順番を変えるか、それを分解して量を最小にし、関連する作業の最後にくっつける。少しでも手をつければ「最後までやったほうがラク」と思うかもしれない。
■とにかく手で触る
たとえば、洗っていない鍋を見て「洗うのがめんどう」と思ったら、まずそれを触ってみる。また、鍋を洗うジェスチャーをするのもいい。これだけで「めんどうくさい」が消えるという。
■やったことが誰かにつながるのを見る
普段よりもテキパキ行動ができる理由が「他者とのつながり」だ。そこにあるのは緊張感ではない。「自分の作業が誰かのためになっている」という設定が脳に通じる命令となる。
■「それができたらこれができる」と言う
「めんどうくさい」を消すコツの延長線上にあるのは、自分をやる気にさせるコツがある。そのために「ご褒美」をうまく使えるようにする。
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本書では脳科学の見地から「めんどうくさい」を消す方法を伝授してくれる。また、仕事や家事などのシチュエーション別の対処法も網羅されており、読んだそのときから実践できるようになっている。
「めんどうくさい」を乗り越えてこそ、日々は前進する。どうしてもやる気が起きないときは本書のメソッドを参考にしてみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)