だれかに話したくなる本の話

SNS時代の必須スキル「言葉のセンス」の身につけ方

『教養のある人がしている、言葉の選び方の作法』(齋藤孝著、ぱる出版刊)

誰でもSNSでコメントを発信できる時代になり、見る人を惹きつけるセンスある言葉に触れる機会が増えた。自分もこうした気の利いたコメントや発言をしてみたいと思う人も多いはずだ。

しかし、的外れなコメントや相手の感情を逆なでするようなコメントをしてしまうとすぐに炎上してしまうのも現代のインターネットの特徴である。その中で求められているのが、共感性の高い的確なコメントや人々を唸らせるオリジナリティのあるコメントを発信できる「言葉のセンス」だ。もちろん、言葉のセンスは生まれつきのもの、感覚的なものではなく、トレーニングによって誰でも習得できるものだ。

教養のある人がしている、言葉選びの作法

教養のある人がしている、言葉選びの作法

言葉のセンスは、生まれつきのものではない。
誰にでも習得可能なものである。

SNS全盛の現在、誰もが持つ願いといえば、「センスのある言葉を発信したい」。
しかし同時に、「言葉のセンス」といえば、生まれつきのもののように感じられ、 あきらめてしまいがちではないでしょうか。
ところが、言葉のプロ・齋藤孝先生によると、言葉のセンスは決して生まれ持ったものではなく、 トレーニングによって身につけられるといいます。
そこで本書では、齋藤先生に、「センスがある」「一味違う」と思われる言葉の正体を 丁寧に解きほぐし、その習得の仕方を解説していただきます。