だれかに話したくなる本の話

大人の世界にもある「いじめ」 起こりやすい職場の特徴

『大人のいじめ』(講談社刊)の著者・坂倉昇平氏(写真右)

「いじめ」というと子どもの世界のことだと思いがちだが、大人の世界にもハラスメントという名のいじめはある。その舞台は主に「会社」である。ここ数年を見ても、トヨタ自動車や三菱電機といった誰もが知る有名企業で職場でのいじめが問題になったことは記憶に新しい。

2019年にパワハラ防止法が成立するなど、職場でのハラスメントを減らす試みは徐々ではあるが広まってきているが、職場でのいじめは必ずしも上司から部下にされるものではなく、同僚や部下ですら加害者になりうる。そこにはどのような背景があるのだろうか。

大人のいじめ

大人のいじめ

職場のいじめで精神障害を発症した件数が、この11年で10倍に!

膨大な数の「いじめ・嫌がらせ」相談を受けてきた著者が、実例を紹介しながら、その背景を分析。