だれかに話したくなる本の話

友達の多さと「孤独」は無関係?哲学者の考え

友達の多さと「孤独」は無関係?哲学者の考え(*画像はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大によって、皆が家から出ることができない時期を経験し、家族や親しい友人と直接会えず、孤独を感じた人は多いだろう。ただ徐々に日常が戻りつつある今も、人が孤独を感じることはある。孤独とどう向き合えばいいのかは、誰にとっても無関係ではない問題だ。

孤独の哲学-「生きる勇気」を持つために

孤独の哲学-「生きる勇気」を持つために

孤独感や孤立とどう向き合うべきか? どうすれば克服できるのか? 老いや死への恐れ、コロナ禍やSNSの誹謗中傷などますます生きづらくなる社会に、「救い」はあるのか? 著者はアドラー心理学を読み解く第一人者だが、NHKの「100分de名著」では三木清の『人生論ノート』やマルクス・アウレリウスの『自省録』を取り上げるなど、古今東西の哲学に詳しい。哲人たちの思索の上に、自らの育児、介護、教職経験を重ねて綴る人生論。