だれかに話したくなる本の話

「全裸監督」で再び脚光 村西とおるの壮絶な人生

『「全裸監督」の修羅場学』(村西とおる著、徳間書店刊)

「ナイスですね」「お待たせしました、お待たせしすぎたかもしれません」の名文句でおなじみのAV監督、実業家の村西とおる氏。80年代に一世を風靡した「AV界の帝王」は、その栄光と凋落を描いた山田孝之さん主演のNetflix配信ドラマ「全裸監督」「全裸監督2」のモデルとして再び脚光を浴びている。

ハワイで懲役370年を求刑されるも見事生還。事業に失敗し50億円の借金を背負い、債権者から死を迫られてもなお、不屈の精神で返り咲いた村西とおる氏の半生を綴ったのが『「全裸監督」の修羅場学』(村西とおる著、徳間書店刊)だ。本書は「週刊アサヒ芸能」に連載中の「全裸で出直せ!」に加筆・修正を加えた実録エッセイである。

「全裸監督」の修羅場学

「全裸監督」の修羅場学

Netflixドラマ「全裸監督2」モデルが綴った「金と女と暴力」を巡る「ガチ交渉の真実」