日本電産・永守重信が語る「成しとげる力」がある人の共通点
どんな分野であれ、「一流」と呼ばれる人には、一風変わった人や奇抜な人が多い。それはビジネスの世界も同じで、抜きん出た実績を残してきた起業家や経営者の中には際立った個性を放つ人がいるものだ。
日本電産の創業者で、現会長の永守重信氏もその一人だろう。
著書『成しとげる力』(サンマーク出版刊)で明かされている「京都の自宅六畳間で仲間三人とともに、たった四人で」創業するところから、売上高1兆円を超える世界屈指の電機メーカーを築き上げた永守氏の考え方や経営哲学、人の見方はいかにも泥臭く、ともすると時代錯誤に見えることもあるが、そこから垣間見える不動の信念と個性は「時代錯誤」などという言葉をものともしない強烈さだ。