だれかに話したくなる本の話

「ラクな方に流れる人生」をやめたい人が知るべきこと

思い描くことを次々と成功させて望み通りの人生を歩んでいる人とうまくいかずに失敗ばかりしている人。

両者の違いは何かというと、きっと一つではないのだろう。ただ、何か事を成した人の「考え方」には、参考にすべき点は多い。

人は流されてしまう生き物だし、うまくいかなればネガティブにもなる。だからこそ、肯定的な考え方を身につけることが人生の質を上げることにもつながる。また、うまくいく人は、日々起こる予測不能な出来事にどう対処するか、どう判断・選択をすればいいかについてしっかりとした考え方を持っている。「未来は思考によってつくられていく」というのはおそらく本当のことだろう。

■「未来は思考によってつくられていく」ならば成功するための思考は?

『超・達成思考』(青木仁志著、アチーブメント出版刊)では、能力開発トレーナーとして40万人以上に「成功の哲学」を指導してきた青木仁志氏が、選択を変えることによって自分の夢や願望を実現する、目標達成する方法を紹介する。

未来が思考によってつくられていくのならば、その未来をコントロール下に置くことで、自分の思い描いた物事を実現できる。そのためには、自分中心ではなく、原則原理を中心に行動すること。そのセルフカウンセリングの工程が以下の4つ。

1.わたしは何を求めているのか?
→願望の明確化

2.そのために「今」何をしているのか?
→お金の使い方をチェックする

3.その行動はわたしの求めているものを手に入れるのに効率的か?
→主観を絶対視せず客観的に行動を自己評価する

4.もっとよい方法を考え出し、実行してみよう
→改善計画とその実践

人間は、快適感情を求めて生きている。なので、すぐラクなほうに流されてしまう。そうならないために、目標を設定し、行動計画を立て、自分の願望に正直に生きることで、よい習慣がつき、思い描く人生を歩むことができるようになるという。セルフカウンセリングで行動を振り返り、それぞれの質問にYESと答えられる生き方を全うすることが、予測不能の未来をコントロールし、目標を達成できるのだ。

もう一つ、未来をコントロールするには、未来に起こる出来事を管理する(少なくとも管理しようとつとめる)こと。たとえば、30歳、40歳、50歳になったとき、どんな自分になっているか。「◯歳のときに、こうなる」と先に決めて逆算して生きることで、ある程度は未来をコントロールすることができる。

今までうまくいっていないのならば、思考を変えることで、これから起こる出来事への選択・行動も変わる。そうすることで、思い通りの人生を歩むことにつながる。そのための思考法を本書から学んでみてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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