すべては「測る」ことから始まる。知的好奇心をくすぐる測量の世界
道を歩いているとき、建物や道路の工事などで三脚とカメラのような器具を使っている作業員を見かけたことはないだろうか。実は彼らは「トータルステーション」という測量機器を使って距離や角度を測量している。
「測量」と聞くと、200年前に全国を歩き回り日本地図を作った伊能忠敬の名前を思い出すくらいで、多くの人はそんなにピンと来ないだろう。
しかし、実はこの測量は、私の日常生活にとても身近であり、私たちの生活を支えていると言っても過言ではないのだ。