だれかに話したくなる本の話

現代人は集中力が散漫になりやすい 精神科医が警鐘を鳴らすスマホの怖さ

『スマホ脳』(新潮社刊)

私たちの生活においてスマートフォンはなくてはならないものになった。一人でいるときにスマホでSNSを見ながら時間をつぶす。誰かと一緒にいるときでさえも、スマホを操作して話題を探す。スマホが近くにないと不安を抱いてしまう人も少なくないだろう。

そんな私たちの「スマホ依存」に対して警鐘を鳴らす一冊が話題だ。
6月1日に発表された日本出版販売とトーハンの2021年上半期ベストセラーランキング「新書・ノンフィクション部門」で、新書『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳、新潮社刊)が1位となった。

スマホ脳 (新潮新書)

スマホ脳 (新潮新書)

教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーが日本でも話題に。