「経営陣だけが幸せな会社」はもう通用しない これから繁栄する会社の条件は?
かつての高度成長期のように、皆が「豊かになっていく社会」を実感できていた時代は、過酷な労働も、多少の理不尽も、歯をくいしばって耐えられた。「我慢していれば、自分もいつかは報われて、幸福になれる」という希望が見えていたからだ。
だが、今はもうそういう時代ではないということは誰もがわかっている。身を粉にして働いて会社に尽くしても、個人が得られるものはあまりにも少ない。先の希望が持てないなかでのハードな労働は、充実感につながらず、疲労感が残るだけになりやすい。働けば働くほど幸福度が落ちる働き方を、人は何年続けられるのだろう?