不登校児も問題児もいない小学校の教育法「見えない学力」づくりとは
「奇跡の公立小学校」と呼ばれた小学校がある。大阪市立大空小学校だ。
2006年に開校したこの公立小学校には、いじめを受けて学校に行けなくなった子、発達障害と診断された子、支援の必要な子が多く転校してきた。初代校長として木村泰子氏が務めた9年間、不登校ゼロ、モンスターペアレントもゼロ。さらに、学力の面でも、全国学力調査で全国一の県を上回ったこともある。この大空小学校の取り組みを描いたドキュメンタリー映画『みんなの学校』は大きな話題を呼び、文部科学省特別選定作品に選ばれた。