だれかに話したくなる本の話

【「本が好き!」レビュー】『続 日本の小さな本屋さん』和氣正幸著

提供: 本が好き!

和氣正幸氏の『続日本の小さな本屋さん』 (エクスナレッジ)を読んだ。

(こんな内容)→まだまだ素敵な本屋さんは日本全国にある! 日本全国の小さいけれどもわざわざ行きたい素敵な本屋さんを紹介し大好評となった『日本の小さな本屋さん』が続編となって帰ってきました。
小さくても個性的な本屋は全国各地にたくさんあります。お酒を飲みながら本に酔うことができる店もあれば小さな山の集落にある緑豊かな店も、予約制の不思議な店もあります。
どこも止まり木になるような心落ち着く本屋さんばかりですが一店一店が特別で唯一無二の存在です。 本書では、そんな全国各地にある旅の目的地にしたくなるような素敵な24店の本屋さんを紹介します。

前著『日本の小さな本屋さん』 (エクスナレッジ)の続編。前著に関しては、以下のような寸評を書いていた。

和氣正幸氏の『日本の小さな本屋さん』 (エクスナレッジ)を読んだ。

(こんな内容)→日本全国の小さいけれどもわざわざ行きたい、素敵な本屋さん、集めました。 小さくても個性的な本屋は全国各地にたくさんあります。 本好きが高じて生まれた店もあれば地域の人が自宅と仕事場以外でホッとできる場所をつくりたくてはじまった店も地域で最古級の店も、なかには深夜にだけ開く風変わりな店もあります。 一店一店が特別で唯一無二の存在です。 一冊一冊の本やその並び、背表紙の手触り、流れるBGM、漂ってくる匂い。それらすべてが合わさって、その本屋を構成しています。 本屋はただ行くだけで、五感全てを楽しませてくれるのです。 本書では、そんな23店の本屋を紹介します。

本書で、紹介されている「小さな本屋さん」には、古本屋が多い。蟲文庫など…。ブックカフェのような本屋さんも。カラー写真にて本棚や店舗が紹介されている。解説的エッセイも読み応えあり。行きたくなる。

全国各地の古本屋行脚をよくしていた我が身だが----子連れで出かけると安い切符(週末学校)が昔、JR東日本にあって、それを利用して出かけついでに盛岡、新潟、秋田、青森、酒井等々の古本屋ツアー(一泊二日)をしたり、仕事の出張などの合間を利用してのことも多く---最近は稀になってきた。ここに出てくる「小さな本屋」には一軒も立ち寄っていない。都内の本屋も数軒あるのだが…。
地方にある「遊歴書房」「弐捨dB」といった古本屋には足を運びたくもなってくる……。
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『続日本の小さな本屋さん』も基本的に最初の本と同じ内容。新刊書店&古本屋が紹介されている。店舗&店内のカラー写真も豊富。

この前、「ゴーツートラベル」で金沢・富山古本屋(&古本市)ツアーをした際に寄ったばかりの「オヨヨ書林」(シンタテマチ店&せせらぎ通り店)も出てくる。
富山にはほかにも「古本いるふ」という古本屋があったらしい。本書に登場してくる。ただ、富山駅近くではなく、富山地方鉄道に乗って「中滑川」駅下車、徒歩9分程度とのこと。次回の金沢・富山古本屋ツアーの際には是非行かなくては?

あと、コクテイル書房‥‥。喫煙者迎合酒場(&古本屋)だったので、2回程度出かけただけ(ハートランドを出す点では評価できる居酒屋だったが)。2020・4・1以降は禁煙になったかな? でも、本書で、店の軒先に古本棚がズラリとあったのを拝見。だったら、次回立ち寄ってみようかと(飲食はせずとも)。

あと、時々ミニ古本市をやったりする荻窪の新刊書店・Titleも出てくる。歩いて10分とあるが‥‥。なんとなく、還暦爺さんには「遠く」感じて(15分ぐらい?)、最近あまり立ち寄っていないが‥‥。この手前の「古本屋」はまだあったっけ?

この本に出てくる中で、実際に立ち寄ったことがあるのは、その程度。全国、(古)本屋は多いね。大阪の「居留守文庫」(古本屋)もよさそう。というふうに、いろいろと本屋にまつわる雑感が浮かんでくる一冊。

(レビュー:古本虫がさまよう

・書評提供:書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」

本が好き!
続 日本の小さな本屋さん

続 日本の小さな本屋さん

『日本の小さな本屋さん』の続編!
「だから本屋めぐりはやめられない」そう思える素敵な本屋さんの魅力を余すところなく紹介します。

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