【「本が好き!」レビュー】『宰相の象の物語 (“東欧の想像力”)』イヴォ・アンドリッチ著
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恐怖政治を布く強大な権力者が、ふとした気まぐれから一頭の仔象を飼いはじめる。街中を無邪気に暴れまわる象は、人々の憎悪を集め―権力への民衆の忍従と抵抗を描いた表題作はじめ、ノーベル賞作家アンドリッチが自らの「小祖国」ボスニアを舞台に紡いだ4作品を収録。
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