だれかに話したくなる本の話

いまや絶滅寸前 競輪場の予想屋稼業とは!?

『親子二代予想屋 「競輪」七十年史』(松垣透著、彩流社刊)

1948年、競輪は九州の小倉(現・北九州市)で始まり、その歴史は70年以上にもなる。時代の流れとともに大きく変わってきたが、競輪は「庶民のもの」という変わらない性格も色濃く残っている。そして、この競輪場の風景で欠かせない存在が「予想屋」だ。

親子二代予想屋;「競輪」七十年史

親子二代予想屋;「競輪」七十年史

人が走るから競輪は面白い。だから競輪に惚れた!競輪場に通ってはや四十年。記者になったのは「人間ドラマ」を書きたかったから。競輪の歴史を書くにはどうすれば…予想屋・青木親子を書けば競輪の「歴史」になる。それをタテ糸に、取材した人びとのことをヨコ糸にドラマを紡ぐ。