営業マンにとって、「結果」は全てである。
もし結果を出すことができなければ、それまで時間をかけてきた努力は徒労に終わってしまうし、
そこで次に繋がる何らかの道を見出したとしても、もし経営者や上司の目に「結果」しか映っていない場合、
それだけで営業マンとしての価値を判断されてしまう恐れがある。
営業マンは、常に時代のマーケットの最先端を注視しながら、 それに応じた実践的な営業方法を身に付けなければ、移り変わりが激しいこの時代を生き抜くことはできないのだ。
本書『非常識なセールスバイブル』は、そんな激変の時代の中で「結果」を求められる営業マンの 売るために必要な力やできる営業マンの考え方、顧客とのコミュニケーションのとり方などを詰め込んだ「バイブル」である。
著者の桑原正守氏は本書において「営業現場に正解はない」という。 どんな顧客でも効くような万能なスキルなど存在しないという。 では、どうすればいいのか。桑原氏は「大事なのはたった一つの正解ではなく、数多くのパターンを持つこと。 そのために本やセミナーから学ぶことも大切ですが、それ以上に出て、生々しい体験を積むことが大切なのです!」(p133)と断言する。
この本には単なる営業スキル獲得だけの方法論だけではなく、極めて実践的で 、なおかつ「生々しい体験」を積む上で重要な、顧客とのコミュニケーションの心得を読者に提示している。
営業としてもセミナー講師としても実績がある桑原氏だけあり、その言葉は説得力がある。 また本書には特別セミナーのダイジェスト版がなんとDVD(!)としてついている。 営業の現場で彷徨っている全ての営業マンに送る一冊だ。
(新刊JP編集部)
1965年、新潟県生まれ。
ソーシャル・アライアンス株式会社代表取締役
「もし、君が社長になりたいのであれば、フルコミッションの営業で
自分を磨け」。この言葉をきっかけに、19歳で営業の世界に飛び込む。
その後、かかわったすべての営業において最短でナンバーワンを達成する。
なかでも世界80カ国で展開されている能力開発プログラムの営業にお
いては、40年の歴史で初となる「個人・マネージャー・代理店」の分野で
世界一を達成し、史上初の「三冠王」に輝く。
現在は経営コンサルタント、トレーナーとして多くの企業の発展に貢献している。
主な著書に、『セールス・ルールズ』(小社刊)、『「あなただから」と言われ
る営業マンになりなさい!』(学習研究社)、
『もし、坂本龍馬が営業マンだったら』(ダイヤモンド社)、
『世界一わかりやすい世界一「売れる」本』(経済界)、
『強運を呼び込むツキまくりの法則』(マネジメント社)などがある。
2人きりで話していると急に沈黙が続いてしまったり、 うまく相手に伝える方法が見つからずに言葉に詰まってしまった経験はないだろうか。 こうしたコミュニケーション力の不足はビジネスだけでなく日常生活においても問題になることが多い。
本書『セールス・ルールズ』はビジネスの場面はもちろん、友達、恋人、家族との 間においても使える実践的なコミュニケーション方法を身につけることを目的として書かれた本だ。 「効果的な質問の仕方」「初めての挨拶で相手に信頼されるコツ」など、 どのルールもただ物を売るためやビジネスで勝ち抜くためだけではなく、人間関係を築き上げていくという部分で重要だ。
社会のどんな場面でも活かすことのできる本質的な人間力として、 「コミュニケーション力」を身につけたい人には必読に一冊だ。