新刊ラジオ第1922回 「40歳独身のエリートサラリーマンが 「不動産投資」のカモにされて大損した件」
大手上場企業に勤める40歳独身のサラリーマン、須藤。
彼は将来への不安から、副収入を得るため、不動産投資に手を出していく。
投資用ローンを組み、都内にある新築のマンションの一室を購入して、家賃収入を将来の収入源として計画を立てていくが……。
世の中、そんなに「ウマい話」はない!? 不動産投資の実態を、実はをもとにしたストーリーでコミカルに描写!!(提供・幻冬舎)
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
不動産投資の〝超エグい実態〟をコミカルなストーリーで展開!!
こんにちは、ブックナビゲーターの南雲希美です。
今回ご紹介するのはちょっと変わり種な一冊。
不動産投資に手を出したサラリーマンが、大損してしまうという内容です。
ちょっと内容をみていきましょう。
主人公は、大手上場企業に勤める40歳のエリートサラリーマン・須藤盛史。
給料は安定し、特に不自由なく暮らしていた彼ですが、勤めている会社の不適切会計が明るみになり、将来に不安を抱えることに。
そんな時、オフィスにゴールデンゴール商事という聞き覚えのない企業から電話がかかってきます。
明らかなセールスに早々に電話を切ろうとする須藤でしたが、相手の「大手企業に勤めている人にだけ使える収入の仕組み」という話を聞いて興味を抱き、会って話を聞くことにしました。
実際、会って聞いた内容は、不動産投資について。
都内のマンションの一室を銀行からお金を借りて購入し、将来、家賃収入で稼がないか、という話でした。
マンションの金額は3000万円。
毎月のローンの支払いも相当額でしたが、部屋自体を貸し出すことで家賃収入をローンに充て、自分から月に引かれる額を抑えることで、30年後には家賃収入がそのまま自分のものになる、という話を聞き、将来に不安を抱えていた須藤はその場で契約をしてしまいました。
初めはマンションを買ったという満足感と、ローンの支払いが低額だったので、特に気にしていなかった須藤でしたが、時がたつにつれ、様々な問題が降りかかっていくことになるのです。
というわけで、ここからは物語の一部をオーディオドラマにしましたので、聴いていただきましょう。
それでは、どうぞ本編をお聴きください。
◆キャスト(敬称略)
須藤…坂巻学
マジョカナ…久保田梨沙
橘高…河野みさき
◆著者プロフィール
杉田卓哉さんは、1974年2月生まれ。北九州市立大卒。
マネー総合研究所所長。財形や投資など、マネーに関する専門家。