だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1920回 「さよなら、田中さん」

――花も実をある人生を。
ビンボーな母子家庭で育った田中花実。
しかし、底抜けに明るいお母さんと毎日楽しく暮らしている。
そんな花実とお母さんを中心にして、日々の大事件やささいな出来事が巻き起こる!
文学界に、14歳のスーパー中学生が堂々登場!!(提供・小学館)

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「12歳の文学賞」で史上初3年連続大賞受賞! 14歳で小説家デビューしたスーパー中学生の話題作が登場!

こんにちは、ブックナビゲーターの南雲希美です。

なんと、14歳で小説家デビューということで、あの「あさのあつこ」先生からも「鳥肌が立つような才能」と評されていて、非常に期待が高まります!

さっそく内容を見ていきましょう。

『さよなら、田中さん』は、5編から構成されている連作短編集。

メインの登場人物は、小学6年生の女の子・田中花実と、そのお母さんの真千子。

母子家庭で貧乏ですが、お母さんが底抜けに明るく、毎日楽しく笑いながら過ごしています。

そんな親子を中心として、日常の様々な出来事、事件が本書に収録されています。

余談ですが、本書に収録されている「Dランドは遠い」は、なんと小学4年生のころに書かれたとのことです。

といったところで、短編の一部をオーディオドラマで聴いていただきましょう。

それでは、どうぞ本編をお聴きください。

◆キャスト(敬称略)
花実…河野みさき
真千子…島田愛野
大家…MARISA
社長…佐藤充

◆著者プロフィール
鈴木るりかさんは、14歳の現役中学生。 小学館が主催する「12歳の文学賞」にて史上初の3年連続、大賞を受賞。 受賞作品を改稿した2編に書き下ろし3編を加えた連作短編集『さよなら、田中さん』で小説家デビューしました。

『さよなら、田中さん 』

さよなら、田中さん

田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るくたくましいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで生きている。この母娘を中心とした日常の事件を時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で鮮やかに描ききる。「12歳の文学賞」史上初3年連続大賞受賞。5編からなる連作短編集。圧倒的小説デビュー作。