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2015年06月05日 18時配信

株取引「投資家」ではなく「トレーダー」を目指すべき理由


株取引「投資家」ではなく「トレーダー」を目指すべき理由
株取引「投資家」ではなく「トレーダー」を目指すべき理由
 5月上旬には一度1万9000円台まで下落したものの、再び2万円台を回復している日経平均株価。さまざまな予想がありますが、今後さらに高値をつけるのではと考えるアナリストも少なくありません。

 そうした背景がある中で、株取引に注目が集まるのは当然のこと。
 では、株で稼ぐ人と損する人は何なのか? それを教えてくれるのが、プロ個人トレーダーの育成に励む冨田晃右さんが執筆した『ここが違った、株で稼ぐ人、損する人』(集英社/刊)です。
 本書で著者は、稼ぐためには個人投資家ではなく個人トレーダーになることが必須だと述べます。今回はその真意を冨田さんにうかがってきました。その前編をお伝えします。
(新刊JP編集部)

■「負け側になりたくなければそれなりの武装が絶対に必要」

―― まず現在(4月16日現在)日経平均が19885円と好調で、4月10日には20000円を超えました。この株価の好調をどう捉えていますか?

冨田:いろいろな要因や理由が重なって、今、日本の株が買われているからここまで上がってきたのでしょう。では、どんな要因や理由が重なってここまで上がってきたのかですが、そのような要因や理由はどうでも良いと思っています。多くの人々やお金を多く持っている人が、売る人よりも多いから上がってきただけです。

―― これだけ株価が好調だと、株をやってみようと思う人も多いと思いますし、SNSなどでもそうした声があがっていますが、そうした傾向についてどうお考えですか?

冨田:私は株が好きですので、やってみようと思うなら「ぜひどうぞ!」とおすすめしたいです。ただし、株式投資の世界は百戦錬磨の兵(つわもの)がひしめき合う「勝負」の世界。誰かが勝って、誰かが負ける。勝つ側になりたい。負け側になりたくなければそれなりの武装が絶対に必要です。安易な気持ちで準備もせずに株式投資の世界に飛び込むことは非常に危険です。

―― 本書では「個人投資家」ではなく「個人トレーダー」を目指すべきだとしていますが、その違いはなんですか?

冨田:投資というのは、成長性が見込めると自分が判断した特定の企業に対して株を買うという形で資金を投入することです。その企業の業績が見込み通りに上がり株価が上がれば、その分の利益を得ることができます。ただし、この投資については情報量も多く資金力もあり、頭脳明晰な人たちが集まった機関投資家や大手ファンドなどのプロしかできない行動です。個人投資家はこのような行動が資金的にも人的にもできません。「個人投資家」が戦って、勝てる相手ではありません。勝てないということは、負ける、つまり損をするということです。
一方、個人トレーダーというのは日本語で表すと「個人投機家」という言葉が近いと思っていますが、自ら投資判断をするのではなく、「株の値動き」そのものに注目し、投資家としてのプロである機関投資家や大手ファンドなどにしかできない行動に付いていくのです。「株の値動き」を見ていると、彼らの動きが見えてくるのです。

―― 「個人投資家」ではどうしていけないのでしょうか。

冨田:個人投資家自体を否定するわけではありません。投資というのは前の回答でも言いましたように、ある特定の企業の成長性を見込んで長期的に応援する、という意味合いを含んでいる行為ですので、好きな企業、応援したい企業などがあってその株を買うという投資行為自体は、「経済活動」という観点から考えた場合には、立派なことだと思います。
ただ、もしも個人が株で稼ぎたいと思っているのなら、その場合は投資家ではなくトレーダーになりなさい、ということなのです。「稼ぐ」という観点から考えた場合には、一般の個人投資家には勝ち目はほとんどないと自らの経験を通じて私は感じています。

―― この本でいうところの「プロ」とは一体どのような意味なのでしょうか。

冨田:プロという言葉をつかっていますが、「今の仕事を辞めてトレードに専念しろ」と言いたいわけではありません。それはむしろ逆で、今の仕事は大切に続けるようにと本書の中でも繰り返し述べています。ここでいうプロというのは、「趣味」気分で株に手を出してはいけない、やるからには「仕事」のつもりでやりなさい、ということなのです。
趣味というのは自分の楽しみのためにやることですから、楽しいことしかしたくないし、やりたいときにしかやろうと思いません。それではいけない、ということです。プロのトレーダーとして株で稼ぐためには、イヤだなと思うことも時によってはする覚悟を決める、また、気が向かなくても体調が悪くても、決めたことはやりぬかなければなりません。「仕事」であると思えば、できるはずです。

(後編に続く)

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