だれかに話したくなる本の話

「コンビニおにぎり」から政治経済、資本主義がわかる一冊

『食べものから学ぶ現代社会 私たちを動かす資本主義のカラクリ』(平賀録著、岩波書店刊)

政治や経済というと、小難しくとっつきにくいものというイメージを持ちやすい。
ただ、政治も経済も、私たちの生活と繋がっているものだ。だから、たとえば普段食べている食べ物からでも、政治や経済を読み解くことができる。『食べものから学ぶ現代社会 私たちを動かす資本主義のカラクリ』(平賀録著、岩波書店刊)はまさにそんな一冊だ。

食べものから学ぶ現代社会──私たちを動かす資本主義のカラクリ

食べものから学ぶ現代社会──私たちを動かす資本主義のカラクリ

豊かなはずの世界で「生きづらい」のは、経済学のセオリーと現実のリアルがずれているからかもしれない。古い呪文に囚われず、食べものから、現代社会のグローバル化、巨大企業、金融化、技術革新を読み解いてみよう。私たちを動かす資本主義のカラクリが見えたら、地に足をつけた力強い一歩を踏み出せるだろうから。

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