だれかに話したくなる本の話

「衰退のはじまり」か「成長のための踊り場」か GAFAMの人員削減が意味するもの

『GAFAM+テスラ 帝国の存亡 ビッグ・テック企業の未来はどうなるのか?』(田中道昭著、翔泳社刊)

「GAFAM【グーグル、アマゾン、フェイスブック(現メタ)、アップル、マイクロソフト】」と呼ばれるビッグ・テックにリストラの嵐が吹き荒れていることは日本でも広く報道された。グーグルが1万2000人、メタが1万1000人、マイクロソフトが1万1000人、アマゾンは1万8000人を削減。リーマンショック以降の世界経済の成長を支えたこれらの企業の黄金時代は終わりを迎えつつあるのだろうか?

GAFAM+テスラ 帝国の存亡 ビッグ・テック企業の未来はどうなるのか?

GAFAM+テスラ 帝国の存亡 ビッグ・テック企業の未来はどうなるのか?

メガテック企業の勢力図はどう変わる?

かつては我が世の春だったGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)ですが、昨年末より相次いで大量の人員削減を発表し、その成長に陰りが見え始めています。
テスラもEV車価格の度重なる値下げへの懸念から株価が下落しています。
が、マイナスの要因だけでなく、MSのChatGPTへの出資、メタバースの普及、アップルやアマゾンのヘルスケア事業への進出など、業績が好転する材料も出てきています。

このような背景を受け、本書ではこの先GAFAM+テスラはどうなるのか、その未来を予測します。
また、ByteDance、TCLといったGAFAMらのライバルとなり得る企業の動向についてもあわせて紹介します。